MIT Japanese III

Lesson 17 Reading C


「日本の昔話桃太郎

(Based on a folk tale in Japan, modified according to the structures coved up to L17)

 、小さな村におじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは毎日山に仕事に行き、おばあさ んは川に洗濯に行っていました。ある日、おばあさ ん が川で着物洗っていましたが、その時とても大きなが川を流れてきました。おばあさんはびっくりしましたが、せっかく だからおじいさんと食べたいと 思って、それを家に持って帰って台所で半分に切り ました。すると、中からかわいい男の子が出てきた のです。びっくりしましたが、桃から出て来たから名前は 「桃太郎」に決めて、2人の息子にしてしまいまし た。

  おばあさんは桃太郎に毎日おいしいご飯を作ってやり、おかげで、桃太郎は大きくて強い男の子になりました。そのころ、村に悪い鬼が毎晩来 て、村の人の家具や大切な物をとっていってしまう ので、みんな非常に困っていました。それを聞い て、桃太郎はおじいさんとおばあさんにこう言いました。
 「鬼が島に鬼と戦いに行きたい!村の人を助けてあげたいんだ。」
「分かった。じゃあ、いってらっしゃい。」
そう言って、おばあさんは桃太郎にきびだんごを 作ってやりました。

  桃太郎は鬼が島への道で白いに会 いました。
 「に何かつけてらっしゃいますね。 失礼ですが、それ、何ですか?」
 「きびだんごだよ。祖母に作っても らったんだ。」
 「もう何日も食べてなくておなかがすいているんですが、一ついただけませんか。」
 「じゃ、あげるよ。でもその代わりに一緒に鬼 と戦ってくれるか?」
 「もちろん、きびだんごのお礼に喜んでお 手伝いしましょう。」
その後、きじにも会ったので、きびだんごを一つずつやり、三匹を連れて、海の方に歩いていきました。おなかがすいた時 にはきびだんごを食べて元気を出 しました。

  からで1時間ぐらいで鬼が島が見えてきましたが、鬼はすごく強 いので負けてしまうかもしれません。桃太郎は心配になってきましたが、き じが島まで鬼を見にいってくれ、戻って来てこう言 いました。
 「鬼が酒を飲んで楽しんでいるから、今だ!」

 島に着いてから桃太郎は 、
「私が日本で一番強い桃太郎だ!」
と言い、鬼の体をで切りました。犬は、鬼の手をかみ、猿は鬼の足を引っ掻き、きじは鬼の頭や耳や目をつっつきました。鬼は酒を飲みすぎていたのでだれも 何もできませんでした。
 「痛い、痛い!悪いことはもうしないから、やめてください。村の人の大事な物も全部返しますから。」

 そうして、桃太郎は村の人の大事な物を全部持って帰ってあげました。
 「おじいさん、おばあさん、ただいま!」
二人は桃太郎が心配で病気になり、医者に薬をもらって飲んでいたのですが、元気な桃太郎を見てすっかりなおってしまいました。村の人もみんなすごく喜んで くれました。桃太郎は三匹にこう言いました。
「みんなに手伝ってもらって助かった。ありがとう。」
 「いやいや、こちらこそ、日本一やさしくて強い桃太郎さんと一緒に戦えて本当によかったです。」
  桃太郎はその村でみんなと一緒にいつまでも楽しく暮 らしました


昔話(むかしばなし)old story
桃太郎(ももたろう)name of a boy, Momotaro “Peach boy”
昔(むかし) long time ago
住む(すむ)live, reside
洗濯(せんたく)laundry
着物(きもの) kimono
洗う (あらう)
桃(もも)peach
流れる(ながれる)flow
台所(だいどころ)
するとthen
息子(むすこ)

悪い(わるい)
鬼(おに)demon
家具(かぐ)
非常に(ひじょうに)
助ける(たすける)
鬼が島(おにがしま)demon island
戦う(たたかう)fight
きびだんご millet dumpling

犬(いぬ)
腰(こし)
祖母(そぼ)
一緒に(いっしょに)
お礼(おれい)
 喜んで(よろこんで)
きじ pheasant
猿(さる)monkey
三匹(さんびき)3 animals (ひき:counter for small animals)

浜(はま)beach
船(ふね)
負ける(まける)be defeated
心配(しんぱい)worry
戻る(もどる)

刀(かたな)sword
かむ bite
引っ掻く(ひっかく)scratch
つっつく poke
返す(かえす)return

暮らす(くらす) live, make a living