管理解説書

pts adduser

目的

保護データベース・グループにユーザーまたはマシンを追加します。

構文

pts adduser -user <user name>+  -group <group name>+ 
            [-cell <cell name>]  [-noauth]  [-force]  [-help]
   
pts ad -u <user name>+  -g <group name>+  [-c <cell name>]  [-n]  [-f]  [-h]

構文

pts adduser コマンドは、 -group 引き数に指定された各グループのメンバーとして、 -user 引き数に指定されたユーザーまたはマシンの項目を追加します。

グループのメンバーを削除する場合には、 pts removeuser コマンドを使用してください。ユーザーまたはマシンが属するグループ、あるいは指定されたグループのメンバーをリスト表示するには、 pts membership コマンドを使用してください。

注意

グループ・メンバーとして追加された後は、ユーザーが現在認証されていても、アクセス制御リスト (ACL) 上でそのグループに許可されたアクセス権を取得するために、再度認証される必要があります (たとえば、 klog コマンドの発行によって)。

オプション

-user
-group 引き数に指定された各グループに追加する、各ユーザーの名前またはマシン項目の名前を指定します。マシン項目の名前には、IP アドレスと同様、 pts createuser 解説ページに記載されている、ワイルドカード表記を使用することができます。ユーザーまたはマシン項目は、保護データベースに存在していなければなりません。

-group
メンバーを追加する各グループの完全名 (可能であれば、所有者接頭部を含む) を指定します。グループ項目は、保護データベース存在していなければなりません。

-cell
コマンドを実行するセルを指定します。詳細については、pts の概要に関する解説ページを参照してください。

-noauth
発行者に、非特権 ID anonymous を割り当てます。詳細については、 pts の概要に関する解説ページを参照してください。

-force
このフラグを使用すると、エラーや他の問題が発生したときに、最初のエラーでコマンドの実行を停止するのではなく、可能な限り継続します。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

次の例では、グループ system:administrators に、ユーザー smith を追加しています。

   % pts adduser -user smith -group system:administrators
   

次の例は、smith:colleagues グループに、ユーザー jonesterry、および pat を追加しています。

   % pts adduser -user jones terry pat -group smith:colleagues
   

次の例は、ABC Corporation サブネット内のマシン項目を、グループ bin-prot に追加しています。 ABC Corporation のサブネットの IP アドレスの範囲によって、システム管理者は、pts createuser の解説ページにある、ワイルドカードの表記法に従って、 3 つのマシン項目にマシンをグループ化することができます。

   % pts adduser -user 138.255.0.0 192.12.105.0 192.12.106.0 -group bin-prot
   

必要となる特権

次のように、-group 引き数に指定された各グループの、保護データベース項目の 4 番目の privacy フラグの設定によって、必要な特権が異なります (フラグを表示するには、 pts examine コマンドを使用します)。

関連情報

pts

pts createuser

pts examine

pts membership

pts removeuser

pts setfields


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