If you are in Boston, you should have the experience of this great season.
アケーディア国立公園はメイン州の北部の海岸線にあり、ボストンからは片道6時間は かかりますから、日帰りは不可能です。また、一泊でもスケジュールがタイトすぎる ので、最低でも2泊は必要でしょう。
ルートとしてはIS-95号を北上してBangorから1号を東に向かい、Ellsworthから3 号を南下するのが最短です。橋を越えてMount Desert Island島に入り、すぐの ExxonのGas Stationを左折してBar Harborに向かいます。ここ以外にはあまり宿や 食事をするところがありませんから、Ellsworth方面に戻ることになります。AMラジ オで公園情報が流されています。周波数は確か1610だったと思いますが、定かではあ りませんので道沿いのSignで確認してください。10分くらいで左手に海岸が見えてき たらその先の標識を右折して公園のVisitor Centerに入ります。ここで、公園のガイ ドをまず貰ってください。Centerは夕方4:30までしか開いていませんので、それ以降 の到着の場合は階段下の案内マップの前の箱の中にガイドが入っています。センター のインフォメーションデスクの後ろに日の出、日の入り、満潮、干潮の時間が書いて ありますからメモをとってください。遅く着いた場合は、宿のTVでWeather Channelが見れれば、これらのLocal Wather Dataをチェックできます。
宿は夏場のピークシーズンは予約なしではまず不可能ですが、この時期は大抵大丈夫 でしょう。ただし、今週末は紅葉のピークで3連休ですから、保証はしかねますが。 夜の食事はメインストリート添いのレストランでとります。町は小さなもので、端か ら端まで歩いて10分くらいですから、すぐ場所は判ります。公園の角にある Parkside Restaurantと桟橋の角にあるQuarterdeck Restaurantを利用しました が、どちらもOKです。
翌朝は天気が良ければMt. Cadilacの頂上から日の出を拝みましょう。山頂までは車で 行けます。震え上がるくらい寒いので防寒着を忘れずに。道を間違えなければ Bar Harborを日の出の30分ぐらい前に出れば十分です。心が洗われる ような美しい日の出を見たら町に戻って朝食です。B&Bなら朝食付きですが、Motel の場合、Village Green Bakeryが朝7:00位から開いていますので、ここで朝食をと れます。ただし、10月中旬以降同様な営業時間かは定かではありません。
この日は一日かけてLoopと呼ばれる周遊道路を回って、美しい海岸線と紅葉を楽しみ ましょう。Loop以外のお勧めスポットは、Bar Harborの北の海岸線から西に向かって Loopを横切り、Eagle Lakeの北岸で233号にぶつかるガイドでは黒い線の道路です。 この途中に橋があって、ここが写真スポットです。
Loopの東側半分は時計回りの一方通行で、途中で入園料徴収のゲートがあります。車 一台$5です。National Parks Annual MembershipのGolden Eagle Passを持って いれば無料です。Bostonでは時計台近くのVisitor Centerで購入できます。 国立公 園めぐりをする方は持っておいても良いでしょう。
Loopに沿ってThunder Holeという岩があります。ここは満潮の時は波が寄せる度に 雷のような音が楽しめますが、干潮の時はただの岩です。^^);
翌日はさらに東のScoodic Pointまで足を延ばしましょう。一度Ellsworthまで戻 り、1号を東に向かって186号に入ります。半島の先が一方通行の周遊道路になってお り、非常に風光明媚な所で、一度は訪れる価値があります。半島を一周して1号に戻っ たらさらに少し北上してから182号でEllsworthに戻りましょう。この道も湖と紅葉 のコンビネーションが絶妙のルートです。
行きまたは帰りに時間のゆとりがあれば、Ellsworthから海岸添いの1号線を下って Brunswickで95号に合流するルートをとると良いでしょう。このルートは海岸線の景 色と紅葉が見事にマッチしたただしここは結構時間がかかりますから、行きに利用す るならばBoston出発を早朝にし、帰りに利用するならば夜遅い到着の覚悟が必要で す。
Mt. Washingtonは日帰りは可能です。ただ結構タイトですし、天候に恵まれるとも限 りませんから、適当な場所で一泊されるとよりベターと言えます。
Mt. WashingtonはWhite Mountains Areaの北端にある、世界一天候の悪い山と呼 ばれる山です。山頂が晴れる日は年間70日程度で、いつも霧に覆われています。しか し一度晴れると360度の眺望は筆舌に尽くしがたいものがあります。
この山頂にへのアクセス方法には西側のゲートからの蒸気機関車の鉄道と、東側から の自動車道路があります。
鉄道は山頂での休憩時間を含めて往復3時間程度です。山麓駅へはBostonからIS-93 を北上して3号、302号を通り、Fabyanの町でBase Stationへの道に入ります。片道 3〜4時間くらいです。蒸気機関車でえっちらおっちら登るので、ともかくとろいで す。ケーブルカーと比較してはいけません。ちなみに料金は$35とお安くありませ ん。運転時間は朝8時〜夕方4時で、お客の状況によって随時運行しています。ただ、 混んでいるときは乗れないこともあるので、あらかじめ予約を入れた方が良いでしょ う。予約は1-800-922-8825(Ext.6)です。なお、食事は山麓と山頂駅で簡単なもの はとれます。
一方東側の自動車道路はIS-95を北上し、Lincolnで112号に入り、Conwayで16号 を北上します。この112号と16号は非常に美しい紅葉が楽しめますので、もたもたし ていると日が暮れてしまいます。自動車道路は狭く曲がりくねった道なので、初心者 にはお勧めできません。入り口でカセットテープをもらい、そのインストラクション を聞きながら登ります。通行料は同乗者数にもよりますが、$25程度だったと思いま すが、正確な数字は今判りません。山頂まで40〜50分程度のドライブです。 いずれもMt. Washingtonが晴れていなければ意味のない観光です。まあ、霧の中の山 頂というのも味わいがあるかもしれませんが。今のシーズンはそこにアクセスするま での紅葉が十分美しいので、行ってみて山麓から山頂の電波塔がくっきり見えるよう でしたらGO!というのが賢明かと思います。
日帰りのドライブで紅葉を楽しみたい場合は、次のルートがお勧めです。ただこの ルートも結構タイトですから、やはり適当な場所で一泊されるとよりベターです。
Bostonをできるだけ早朝に出発します。まずIS-95を北上して、$1の有料道路が終 わった付近のNHのPortsmouthで4号に入ります。暫くしてSpauldingTurnpikeとい う有料道路に入り、さらに50セントの通行料を支払うゲートを2回通過します。終点 から道なりに16号を北上すると、信号のある交差点で109号を右折して、 Sanbornvilleのタウンに入ります。すぐに153号のJunctionがありますので、ここ を左折して153号を北上します。途中油断をすると16号に戻されてしまうので、153 号の標識をよく確認しながらConwayまでたどり着いてください。途中25号と合流し ている部分がありますが、そこにぶつかったところの橋の上の眺めは絶品です。 Conwayでは16号を左折して少し南下し、112号を右折してKancamagus Highway を西に向かいます。この道はWhite Mountais Areaでも屈指の美しい道路です。
Lincolnに到着したら93号を越えてさらに112号を西に進みます。10〜15分くらいで 118号の分岐が現れますので、ここを左折します。118号の路面は少々荒れています が、回りの紅葉はそんなことを忘れさせてくれるくらい美しいものです。Warrenの町 で25号と合流したら左折します。Wentworthの町を過ぎて118号が再び右に分かれ ますので、右手に進みます。Canaanの町で4号を東にとります。途中で11号と合流す るのですが、ここはわかりにくいJunctionなので注意が必要です。特に4号の標識の 下に11号のTruck Detour Rootの表示があるので、11号なのかと錯覚してしまわな いように。Salisburyの町で127号を右折し、途中より103号、202号を経てIS-89 に乗ります。あとはConcordでIS-93に入り、Bostonまで南下するだけです。
ともかく、うんざりするほど紅葉が楽しめるルートです。紅葉だけではなく、川のせ せらぎや湖が随所に現れて、それが青空に映えて美しいアクセントとなるルートで す。
紅葉はコロンブスデーを含む今週末がピークです。これをすぎても楽しめますが、サ トウカエデなどの真っ赤な紅葉が急速に茶色に変化していってしまいます。赤は紅葉 のアクセントですから、やはりその色が一番美しい今が見時だと言えましょう。
以上、美しいNewEnglandの紅葉を満喫してください。 ご意見、ご感想、情報などはhiroyuki@iwasaki.net(著者)、sinouye@mit.edu(Current Webpage Manager)まで。 日本人会のWWWに反映させるよう努力いたします。