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クレジットカードの話
- アメリカで credit card を作るに足りる credit history を作るに、通常1年程度かかります。
銀行その他にSSNを連絡して、"return check" など絶対出さないようにしながら地道に頑張ります。
Discover Card は、割と早いうちに作ってくれました。ちと勢力が弱い分、審査が甘いのでしょうか。
- アメリカでの credit history が十分無いのに credit card を作るには、以下の方法があります。
- American Express Card を日本で作って、アメリカに住所変更する。
- 日本の会社がやっているアメリカでの$決済クレジットカード。年会費がかかります。
- アメリカで少し credit history が出来ると、年会費有料のクレジットカードを作ることが出来ます。
- credit card 会社によっては、アメリカ市民でないと作ってくれないところがあります。
まあ、無理もないですね。
- credit history を管理している会社に、無料で自分の credit history を紹介できます。
大手は、experian(http://www.experian.com/)です。
どこかのクレジットカードのapplicationを出すと、
お断りの手紙とともに照会先を教えてくれます。
本来は、誤った情報が登録されるのを防ぐための個人のcheck機能です。
- アメリカでは、credit card の年会費は基本的に無料です。
年会費が有料なのは、American Express や、credit historyが無い人向けのカードです。
そもそも日本でもクレジットカードの年会費は「保険料」が名目なのです。
その裏腹で、こちらの credit card は保険が付いていません。
- credit card に Optionでつけられる保険(のようなもの)には2種類あります。
でも、紛失しても全て面倒を見てくれる保険は、存在しません。
- 失業などで収入が無くなったときに minimum balance を払ってくれたり、死んじゃった場合に支払いを免除してくれたりする保険。通常、残高に応じたお金がかかります。残高0ならば保険料もかかりません。
- カード紛失等の際に、電話1本であちこちに停止/再発行の手続きをしてくれるサービス。本筋は、保険でなくサービスの提供です。通常、お金がかかります。
連絡してから実際にカードが止まるまでの間の不正利用に対して、Credit Card=$50、ATM/Debit=$500まで補償してくれます。
法律(Federal Law)により、この金額を越える補償はしてはいけないことになっています。うー、少なすぎ。。。
- Fleet Bank の Bank Card に付いてくる"VISA"は、Credit Cardの意味ではなく、Debitカードの意味です。
- Credit Card
- 請求が月末一括です。check を送ることで支払います。
- minimum payment を払うと、残りの金額を翌月以降に持ち越し出来ます。これには当然、利子(APR)がつきます。
(American Express Card は、持ち越しが出来ません。その意味で、厳密には American Express Card は Credit Card には分類されません。)
- Debit Card
- 数日後に、銀行 checking account から引き落とされます。つまり、単なる"電子check"です。
- お店での買物、Online Order の他、たいていの場面で、Credit Card と同様に使えます。
- レンタカーを借りる際の信用保証などに、まれに使えないことがあります。
- クレジットカードによっていは、使った金額に応じたCash Back があったりします。現金ですよ、現金。そりゃ使わなきゃ損でしょ、って感じでおもうつぼ。
- もっとクレジットカードのことを知りたい人にお勧めの本です。クレジットカードが広まった歴史などが書かれています。
"Paying with Plastic"
by David Evans and Richard Schmalensee
ISBN 0-262-05062-5
- クレジットカードを作るためのSSNを売っているという危ない話もありますが、変なことは止めましょう。もちろん有料。これの仕組みは、
SSNは本来年金などの社会補償の管理のためにあるのであって、個人の信用情報管理などに使ってはいけないことになっている。
なので、本当のSNNをクレジットカード会社に伝える必要はそもそもない。
私供は Credit Card の申請に使うための特別な番号をあなたに用意して、それに、ちょちょいとcredit historyを付けて、お渡しします。
だそうです。とても、もっともらしいです。
Masahiko Nakayama (nakayama@pte.fuji.asahi-kasei.co.jp)