Tanaka Comprehension Questions

質問4

第2段落

Question 4

Paragraph 2

ゲルの相転移は、ゲルをイオン化すること、そして、それを貧溶媒(高分子 が解けない溶媒)に浸すこと、その二つを同時に行うことにより偶然に発見さ れました。ゲルをイオン化すると、電気的相互斥力により、また、高分子から 解離した対イオンの浸透圧により、ゲルを膨らませようとする圧力がゲルの内 部に生じます。この斥力と貧溶媒のなかで高分子が縮もうとする引力の綱引き のバランスがゲルの安定した体積を決めますが、それが、膨潤と収縮の二安定 状態を生み出します。綱引きの力関係で双方の間を不連続的に転移します。そ の双方の力が大きいと、そのバランスの崩れによる体積変化も、より一層大き くなります。

ゲルの相転移が発見されたのはどういう時でしたか。


1. ゲルの温度を上げ、pHを下げた時。


2. ゲルをイオン化した時。


3. ゲルを貧溶媒に浸した時。


4. ゲルをイオン化して、貧溶媒に浸した時。
[On to Question 5, Paragraph 2][Back to the Table of Contents]