システムキャパシティの監視は進行中のキャパシティプランニングプログラムの一部として行われます。キャパシティのプランニングでは長期的なリソースの監視を行い、システムリソースの使用における変動率を確認します。この変動率が判ると、追加リソースの調達に関連する長期プランニングをより正確に実施することができるようになります。
キャパシティプランニングの目的で行われる監視は次のような点でパフォーマンスの監視とは異なります。
監視はだいたい継続ベースで行われる
監視は通常、パフォーマンスの監視に比べ詳細には渡らない
これらの違いはキャパシティプランニングプログラムの目的から生じています。キャパシティプランニングでは"多角的な"視野が求められます。短期的、または変則的なリソースの使用はほとんど関係ありません。代わりに、長期に渡ってデータが収集され、作業負荷における変動という観点からリソース使用を分類することができるようになります。環境の定義をより狭めていくことで、(例えば、アプリケーションが 1 つだけ稼働している場合)システムリソースへのアプリケーションの影響をモデル化することができます。例えば、営業時間中最も多忙となる時間帯にカスタマーサービスアプリケーションを実行する社員をあと 5 人増やした場合の影響などを判断することができるような十分な正確性が必要とされます。