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Class of 2005

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体験記 (1)top

コース MBA 性別 男性 年齢 32歳 (2003年11月現在)
学歴 1995年 大学院工学系研究科応用化学専攻 修士課程修了
職歴 総合化学メーカー勤務8年(研究職)

Why MBA?

研究職という比較的経営とは縁遠い職場に在籍していましたが、以下のような理由で数年前から経営について学びたいと考えるようになりました。

  • 研究開発を通じて徐々に製造および新規顧客でのテスト等を経験するうちに視野が広がり、技術onlyではなくTotalな経営力の重要性を身に沁みて感じ、経営の基礎を体系的に学びたいと考えた。
  • 会社の直接の上司が社内で新規事業を起こすのを間近で見て、将来自分も技術を核にした新規事業の立ち上げ、事業の経営を手がけたいと考えた。
  • 会社のR&D戦略が変わり、研究者自らが事業化の可能性と採算性について提案して、会社に自分の研究案を売り込む必要がでてきた。そのため、自分でビジネスモデルを構築できる力を身につけたかった。

上の目的を達成するための手段としてMBAを志望するようになりました。

Why Sloan?

以下の点を重視して、第一志望校選定にあたりました。尚、実際には先輩のアドバイスを考慮して、本命学校以外にも第二希望、第三希望校と大量の学校(計13校)に願書を提出しました。

  • 自分の希望専攻(EntrepreneurshipとTechnology Management)の両方に強い学校を選びました。特にTechnology関連のEntrepreneurshipの授業が多い学校に惹かれました。
  • 自分のバックグラウンド及び強み(理系、研究職)と学校のfitを大事にしました。具体的には、工学部が有名な学校のBusiness Schoolへ優先的に出願しました。特にMITは、工学部出身の私には馴染みやすく,また憧れも強い学校でした。
  • 家族も同伴するので、住みやすさや治安も考慮の一つに入れました。その点で、ボストンという街は非常に魅力的でした。

受験対策

社内派遣選抜の結果発表が4〜5月と遅かったために、実際の受験対策は6月から開始しました。先輩及び予備校のアドバイスに従って、TOEFL対策から取り掛かり、その後8月からGMAT、10月からエッセイに集中するプランを立てました。

本来は早くテスト対策を切り上げてエッセイに注力したかったのですが、ズルズルと予定が延びて結局11月までテストを受け続けていました。TOEFLは運良く2回目でスコア280(26,30,28,6.0)が出ましたが、GMATは4回目に740(50,40,6.0)が出るまで苦しみ続けました。

エッセイには結局、11月から取り掛かりましたが今考えてもやはり、時間が十分ではありませんでした。どなたも言われていることですが、MBA受験対策も早めのスタートが肝心だと思います。

TOEFL

TOEFLについては、予備校にはお世話にならず、自分で仕上げました。ただ効率よくポイントを学ぶのであれば予備校もいいのかもしれません。

  • 最初から過去問を中心に試験形式になれることに努めました。特にReading section と Structure sectionは問題形式が決まっているので、過去問と簡単な文法参考書以外は特にやりませんでした。
  • Listeningについては、相当苦労しました。いろんなListening関連の参考書を拾い読みして様々な方法を試しましたが、実力が向上したとの実感は殆ど無く焦りを覚えた記憶があります。結局過去問のテープを覚えるほど聴きまくっていたら少しずつ理解できるようになりました。今にして思うと英語を聞く量が単純に少なかったために、伸びなかったという気がします。努力をして出来れば毎日1〜2時間ほど英語を聞く以外に正攻法は無いような気がします。
  • Writingは、市販の教材で自分のテンプレートを作りました。それと、topicについては公開されているので、さっと見て分からないtopicについてだけ予めbrain stormingして書く内容を2〜3考えておくことをしていました。また、文章量が大事とのコメントをどこかで読んだので、文章の構成は書きながら考えて、とにかく多く書きまくることを意識しました。

GMAT (Verbal)

最初はTOEFLと同じく予備校には行くつもりは無かったのですが、あまりの難しさ(verbal)に独学をあきらめて、official guideを一通り終えた後からは予備校のお世話になりました。

  • 私の場合は、とにかくSCが苦手でした。最初はひたすら問題をやり込んでパターン認識に努めましたが、なかなか正解率が上がりませんでした。そこで千本ノックのように問題をやり込むのは止めて、間違ったSC問題をノートに纏めて思考の流れ(何故この選択肢が別の選択肢よりも好まれるのか)だけ抽出して、それだけ毎日眺めていたら急にSCの正解率が上がるようになってきました。予備校はこの思考の流れを手っ取り早く学ぶにはいいところだと思います。ただそれでも、GMATを終えた11月時点でSC正解率はせいぜい70〜80%程度だったと思います。
  • 私はSCが苦手だったので、CRとRCで点数を稼ぐことを考えました。なので、RCについては必ず3問、出来れば4問全部読むことを目標にしていました。そのために、web上のTime MagazineやNew York Timesなどの記事をとにかく早くskimして意味を取る訓練を、会社で昼休み中にやったりしました。最初は速く読むと全然意味が取れませんでしたが、とにかく速く読んで一段落ごとに大意をとる方法を続けていたら、徐々に速読できるようになりました。RCは速く読むことさえ出来れば、それほど捻った問題は少ないので、得点源になりえると思います。
  • CRについては、なぜか最初から得意でした。ただ考え過ぎて無駄に時間を浪費する癖があったのでそれを防ぐためと、それからRCにまわす時間を稼ぐために、CRロジックのパターン覚えて反射神経的に答えを選ぶ方法を取りました。実際、幾つかの問題をpick upしてロジックのパターンを抽出することを繰り返していたら、殆ど全てのCR問題が10〜15程度のパターンに収まることが分かりました。一度パターンを覚えてしまうと正答率があがるだけでなく、非常に時間を節約できました。
  • AWAについては、予備校で貰った教材のテンプレートをそのまま使い、後はTOEFLのWriting Sectionと同じようにただ量を書くことに努めました。これで安定して5.0以上は取れました。後は、暇なときに出題されるtopicを眺めて書く内容をあらかじめ考えておくようにはしていました。

エッセイ

  • エッセイは審査において特に重要であると言われていますが、非常に時間を必要とする作業でもあり、納得のいくものを書くのは大変な時間と労力を費やしました。繰り返しになりますが、出来るだけ早めにとりかかることをお勧めいたします。とはいってもGMATに比べれば、私にとってはるかに楽しい作業であり英作文力の向上にも大いにつながったと思います。
  • 予備校でアドバイスされたように、第二希望校のエッセイから書き始めました。正直、first draftを書き上げたときは我ながら自信作が書けたものだと満足でしたが、最終的に提出したエッセイと比較すると雲泥の差。first draftを書いてから1ヵ月後、4校目ぐらいからようやく納得のいく出来のエッセイができるようになりました。MIT Sloanは締め切りが1月末(第二ラウンド)でしたので、時間の余裕が他校に比べるとあり、その点で助かりました。
  • ある程度エッセイの原型が出来上がったら、複数の人に見てもらうと客観的な意見やアドバイスがもらえて非常に有益でした。私は、基本的に特定の一人のカウンセラーにお世話になりましたが、時には知り合いの友人や別のカウンセラーにエッセイを見せたりしてコメントを貰っていました。
  • テクニック的なことですが、エッセイの最初の1行、1文にadmission の興味を引くようなフレーズを持ってくることを意識しました。つまり、エッセイに興味を持ってもらうためのツカミを相当意識しました。効果があったのかどうか不明ですが、これが上手くいったと思う学校は、結果的に合格をいただきました。

インタビュー

  • MIT Sloanの場合、インタビューの重みは良く分かりませんが、2nd出願でインタビューに呼ばれた中から主観では、3〜4割程度合格しているように思えます。(ただし、全体の母集団の正確な数が分からないので個人的な感想に過ぎません。)
  • 私は殆ど仕事で英語を話す機会は無かったために、インタビューは恐怖の対象以外の何ものでもありませんでした。エッセイ書きが一段落したころから、予備校やBusiness Weekのweb掲示板などで情報収集して、各志望校の想定問答集をつくりました。これを元に妻を相手にインタビューの数日前から練習していました。(妻はしょっちゅう、ウツラウツラしていましたが・・) これでMBAのインタビュー程度なら何とかなるものです。インタビューが立て込んだ時期は、瞬間風速的に一番忙しい時期だったかもしれません。
  • 当たり前かもしれませんが、『他の学校ではなくて、何故この学校なのか』を明確に言えるようにしておくことが一番大事だと思います。これが自分でも納得して言えるようになっていると、インタビューにもより落ち着いて臨める気がします。それと、実際にインタビューしている時は心からその学校に惚れ込んでいる状態に自分を持っていかないと、相手に熱意が伝わらない気がします。インタビュー前には自分に暗示をかけていました。
  • どのインタビューでも最後に必ずといって良いほど質問する機会がありますので、『Good Question!』と出来れば言って貰える様な質問を3つ程度用意していきました。
  • インタビューアーと盛り上がれるようなネタを持っていると(しかもそれがその学校に関係あったりすると最高ですが)良いと思います。私は、酒が好きなので盛り上がらなくて困ったときは、上手く話をその方向に誘導して無理やり盛り上げるようなこともしていました。
  • MIT Sloanのインタビューは、他校の一般的な質問とは異なり、エッセイの内容に深く突っ込んでくるような内容でした。それだけ真剣にエッセイを読んでくれているのかと嬉しくなり、おかげで話題も弾みました。来年以降のインタビューの形式は不明ですが、インタビュー前に提出したエッセイも一読することをお勧めいたします。

最後に

MBA留学準備は、仕事や家庭などとの両立がある中で大変な作業と思います。私自身も、妻や友人、上司・先輩や後輩に助けられ、励まされながらの半年強でした。皆さん自身が自分にとってbest fitと思われるBusiness schoolに進学されることを祈っております。そして、最後になりますがくれぐれもお体にも気をつけてください。私の知り合いで、根を詰めすぎて体を壊した方もいらっしゃいますので。

体験記 (2)top

コース MBA 性別 男性 年齢 29歳 (2003年11月現在)
学歴 1998年 政治経済学部 卒業
職歴 投資銀行(5年半の実務経験)

Why MBA?

学生時代からMBAへの憧れを漠然と持っていました。しかしながら、職場にいた大勢のMBAホルダーに刺激を受けたことが、MBAを真剣に目指すきっかけとなりました。基本的には、以下の3点よりビジネス・スクールへの進学を希望しました。

  • 視野の拡大&ネットワーキング
    異なるバックグラウンドを持つ人間と交流することで、より斬新かつ柔軟な考え方を磨きたいと思いました。また、世界中から集まる優秀な人間とネットワークを築くことで、卒業後のビジネスやキャリアに活かしたいと考えました。
  • 体系的なビジネス理論
    業務上必要となる知識・理論を場当たり的に学んだため、どうしてもバラバラな知識しか得られませんでした。複雑化するビジネス環境において、体系的な理解なしに適切かつタイムリーな応用はできないと考えました。
  • バリュエーション理論の深掘
    バリュエーションに関する様々なクライアント・ニーズに直面しましたが、現在のファイナンス理論では十分に対応することができないのが実態です。そこで、最先端の教授と当該分野の研究に努めたいと考えました。

Why Sloan?

  • コーポレート・ファイナンスの強さ
    投資銀行で財務分析やバリュエーションに長年携わってきた関係もあり、コーポレート・ファイナンスを追求したいという思いがありました。特に、バリュエーション理論は依然として発展途上ということもあり、この分野で最先端の研究を行っている教授陣と直に議論することで自分の付加価値を高めたいと考えました。この意味では、スローンは理想的な環境といえます。
  • 小規模でフレンドリーな校風
    世間ではあまり知られていないのですが、じつはスローンは最もフレンドリーかつ協調的なプログラムのひとつです。キャンパス・ビジット、在校生・卒業生とのコミュニケーション、レセプションへの参加等を通じて、スローンのフレンドリーな校風に強く魅かれました。
    また、小規模なプログラムであるため、何事においてもフレキシブルな点は非常に魅力でした。実際、クラス登録をしていなくても、関心のある教授に自由に質問することができますし、色々なアドバイスをもらうこともできます(大変助かってます)。
  • ボストン/ケンブリッジ
    ボストンには旅行で何度か訪れたことがあったのですが、ヨーロッパ調の美しい街並み、アカデミックな環境、そしておいしいビール(!)の3点は見逃せない大事なポイントでした。

GMAT/TOEFL対策

  • 予備校を活用しながら、受験対策を進めました。個人的には相当努力をしたつもりだったのですが、TOEFLもGMATも前年合格者の平均レベルを下回る水準で終わってしまいました。
  • TOEFLについては、やはりリスニング・セクションが安定せずに苦労しました。予備校や市販の教材、並びに、英語ニュースをひたすら聞くように努めました。点数的にはなかなか反映されなかったのですが、着実な成長を感じることができましたので、勉強方法としては悪くないのではないかと思います。
  • GMATについては、やはりバーバルで苦戦しました。オフィシャル・ガイドを繰り返し取り組むことで、正答を導くことはどうにかできるようになったのですが、タイム・マネジメント面で最後の最後まで苦戦しました。本試験を3回ほど受けたあたりで、試験時間を意識しすぎることで不必要に点数を落としていることが最大の失敗要因であることを発見し、次回からは多少時間(&回答数)を犠牲にしてでも正答率をあげるというスタンスに切り替えました。心の底から満足できる点には至らなかったものの、飛躍的にバーバルのスコアが向上しました。

エッセイ

  • アプリケーションの中で一番力をいれた部分です。点数の関係上、GMATやTOEFLでの差別化が非常に難しかったため、エッセイについてはこだわりをもって取り組みました。
  • エッセイを作成するにあたり、常に念頭においていたのは以下の6点です。
    I. 明確さ
    II. ユニークさ
    III. キー・ワードの網羅性
    IV. 具体的かつ分かりやすい事例
    V. 全体のバランス
    VI. 文法ミス・タイプミスの少なさ
  • 上記6項目のうち、「キー・ワードの網羅性」は若干分かりづらいかと思いますので、補足説明します。アドミッション用評価フォーマットや推薦人用評価グリッドに記載されている項目(貢献可能性、リーダーシップ等)をピックアップし、これらの項目を適切にカバーする形でエッセイを作成しました。
  • 良いエッセイを書くコツは、「適度なインターバルをいれて推敲を繰り返すこと」だと思います。一定程度の時間をあけてエッセイを読み直すと、分かりづらい点や矛盾点等を比較的容易にみつけることができます。
  • 内容については、プロフェッショナル関連7割、プライベート関連3割という構成で作成しました。派手な経歴を羅列するのではなく、日常業務や日常生活で直面したトピックをピックアップし、そこで「何を考え、行動し、学んだか」をまとめるように努めました。

インタビュー

  • インタビューは最も得意な分野でした。ただし、1回勝負ということもありましたので、準備については入念におこないました。
  • まず簡単な想定問答集を作成し、スタンダードな質問には無難に回答できる体制を整えました。そして、各大学向けに(1) 志望理由、(2) 前面にアピールすべき強み(大学の嗜好にあわせて適宜調整)及び (3) 質問事項の3点を考えるようにしました。
  • ユニークさを醸し出すために、卒業生・在校生へのヒアリングや在校生向け資料・ホームページのリサーチ等を通じて、極力具体的かつユニークなアピールを心がけました。エッセイ同様、具体的なプログラム名、数値データ等を含めることで、あたかも「よく調べている人間」に見える工夫を施しました。

最後に

  • 日常業務と平行して受験準備を進めることは、肉体的にも精神的にもハードだと思います。テストの点数が整わなかったり、アプリケーションの締め切りが近づいたりと、非常にストレスが多くなると思いますが、健康管理(肉体的にも精神的にも)には、是非ご注意ください。戦略的な睡眠やリラックスは、長期的な観点からは非常に重要だと思います。
  • また、自分なりのMBA受験を貫いてください。他のアプリカントの動向が非常に気になると思いますが、大学サイドは多様性を求めていますので、全ての面で他人と同じことをする必要はありません。自分流のアピールを貫けば、きっと良い結果につながると思います。
  • 皆様のご健闘をお祈りします。
体験記 (3)top

コース MBA 性別 男性 年齢 31歳 (2003年11月現在)
学歴 1996年 大学院工学系研究科修士課程修了
職歴 システムインテグレータ勤務 7年

Why MBA?

会社に入った当初はMBAを取ろうなどという気はありませんでした(逆に、2年も現場を離れるなんてマイナス以外の何物でもない、とさえ思っていました)。しかし、この3年ほど、新規ビジネスに関する仕事をするうちに、急速に気持ちが傾いていきました。私の背中を押したのは以下の2つの出来事です。

  • 最大のきっかけは、東南アジアに駐在して新規プロジェクトの立ち上げに携わったときでした。MBAホルダーであるプロジェクトリーダー(日本人)が、現地企業やクライアントと打ち合わせしながら新会社の立ち上げ作業をテキパキとこなしていくのを間近で見て、憧れを抱いたのが第一歩です。さらに、そういった業務の手伝いすらまともに出来ない自分に焦りを感じたことも、MBAを目指すようになったひとつの要因でした。
  • その次のプロジェクトで社内ベンチャー出身の関連会社と仕事をした際、新規に事業を始めて自ら経営することの面白さを知りました。「自分も起業してみたい」と思い始めたのはこのときです。

こうして、「Entrepreneurとして必要な知識を身に付けたい」という理由から、MBAを志すようになりました。

Why Sloan?

Sloanを選んだ理由は以下の通りです。

  • Entrepreneurshipの強さ
    SloanはEntrepreneurshipに力を入れていることで有名です。さらに、キャンパスビジットした日がちょうど1K(50Kの前哨戦)のDeadlineだったので、校内全体に広がる「起業家気質」を肌で感じることができたことも大きく影響しました。
  • ITとバイオ等、Engineering分野の強さ
    私の関心分野であるITとバイオの両方に強い学校であるというのも重要な選択条件でした。 「技術も経営もわかるマネージャー」を目指す私にとって、Sloan はまさに理想的な環境と言えます。
  • Engineerとしての憧れ
    最終的に他校でなくSloanに進学しようと思わせたのは、実はこの単純な理由だったのかもしれません。MITは工学部出身の私にとって一種の「聖地」です。その聖地で学べるという幸せは今でも日々感じています。

TOEFL

  • 多くの日本人と同様にリスニングが苦手だろうと予想し、初回受験前から予備校のリスニングコースに通いました。予備校では「とにかく音読せよ」「聞いた英語を口で繰り返せ」と言われたので、主に入浴時間をそれに当てました。風呂場に私の独り言(英語)が反響し、妻が気味悪がっていましたが・・・。
  • 加えて意識したのが、英語のスピードへの慣れです。TOEFLのリスニングセクションはTOEICに比べてかなり速い(と感じた)ので、ある程度の慣れは必須です。そこで、予備校でもらった教材CDを30%増しの速さでMDに落とし、通勤途中に聞くようにしました(大リーグボール養成ギブスのようなものです)。私は使いませんでしたが、パソコン上で音声を加速することができるソフトもあるようですので、試してみてはいかがでしょうか。
  • その結果、5月に受けた2回目で283(30, 28, 27, 5.5)を出すことができ、TOEFLを卒業することにしました。

GMAT

  • Verbalについては、とにかくオフィシャルガイドを繰り返し繰り返しやることに尽きると思います。私の場合は、SCとCRの全問をコピーし、小さなノートのページの表側に問題を1問ずつ貼り付け、裏側に自分なりの解答方法を書いて、通勤途中の電車の中で繰り返し解きました。
  • オフィシャルガイドを何周かしてしまうと、他の問題(Disclosureなど)に手を出したくなります。私も例外ではありませんでしたが、今にして思うと、どうもこれは逆効果だったのではないかという気がします。もちろん個人差があるのでしょうが、私の場合は基礎の基礎(つまりオフィシャルガイド)をいやというほど固めたほうが応用が利くタイプらしく、あまり手を広げるとフォーカスがぼける(新しい問題への対処が遅れる)感がありました。
  • その他、GMAT Kingのお世話にもなりました。統計データとして出力される情報を整理するExcelマクロを作り、どの問題に何分何秒かかっているか、何度も間違えているのはどの問題かというのが一目でわかるようにしました。このマクロは弱点の洗い出しに非常に大きな効果を発揮したと思っています(他の受験生からも大好評でした)。
  • AWAについては、予備校の教材と市販の参考書を基にして、自分なりのテンプレートを作りました。このテンプレートは4月・5月の時点で作り始めていたので、TOEFLのWritingにも有効でした。
  • 長い長い試験中、どうしても集中力が切れる瞬間が何回かあります。それを防ぐために、PS(フォスファチジルセリン)というサプリ(ファンケルなどで買えます)を飲んでいました。効いたのか効かなかったのかはよくわかりません。そのほか、試験当日の朝には必ずユンケル(高いやつ)を飲むなど、”ドーピング”に精を出しました。
  • 結果的に、初回の8月に出た700(34, 50, 5.0)を使って出願しました。

エッセイ

  • Sloanは私の出願校中最もDeadlineが遅かった(2nd Round)ので、最後に集中してエッセイを仕上げることが出来ました。他校からの流用がしにくいエッセイ課題が多いように思いますので、腰をすえてじっくり取り組まれることをお勧めします。
  • エッセイの説得力を増すために、第一志望校群にはキャンパスビジットして「現地に行った者しか知り得ない事実」を取材し、エッセイに盛り込むよう努めました。このネタはインタビューでも活きることになります。
  • 私は全出願校のエッセイを一人のカウンセラーにお願いしましたが、志望度の高い数校分については、別のカウンセラーの"Second Opinion"をもらいました。まったく新しい角度からのコメントがもらえることが多く、エッセイの幅を大きく広げてくれました。
  • 日本で英語教育を受けた者は、ついつい「文法的には正しいが、アメリカ人は絶対に使わないような表現」を書いてしまいがちです。そこで私が頼ったのがGoogle の検索機能です。調べたい文を" " で囲んで検索すると、その表現を含むサイトが表示されます。その数が極端に少ないか、URLが「.jp」で終わるものばかりだったら、その英語は「日本的表現」である可能性が高いです。
  • 細かいことですが、提出する紙はすべてレターサイズを使うよう心がけました(銀座伊東屋で買えます)。毎年いろいろな掲示板で「A4でも問題ない」「いや、レターじゃないとマイナスだ」という議論が繰り返されていますが、私は個人的に「せっかくアメリカの学校に提出する書類なんだから、とことん向こうの文化に合わせてやってみよう」という、一種好奇心のようなものに駆られて、「すべて例外なくレターサイズ(推薦状以外)」という方法をとりました。でも、今年からはすべてオンライン出願になったので、こういう心配はしなくてすみますね。

インタビュー

  • Sloanのインタビューを受けるまでに、Nativeとのインタビューを3つこなしていましたので、さほど緊張はしませんでした。インタビューは場数をこなすと急速に上達するものですので、非本命校のインタビューをいくつか受けておくことを「強く」お勧めします。
  • もちろん、カウンセラーとのインタビュー練習は必須です。私の面接官は女性であることがわかっていたので、練習相手も女性を選びました。また、練習の様子をすべて録音し、家に帰って繰り返し聞きながら(英語の下手さに凹みながら)弱点を洗い出しました。
  • Sloanのインタビューはエッセイを読み込んだ上でその内容を掘り下げて質問してくるという、他校にはない特殊な形式です。そのため、"Why MBA?" とか"Why Sloan?" といった型どおりの質問はまずありえません。エッセイの内容を自分の言葉でわかりやすく説明できる練習をしたほうがいいでしょう。とはいえ、私の場合、自分の経験を掘り下げて話していくうちに話が弾んで却って楽しかったくらいなので、エッセイに事実を書いている限りまず問題はないのではないかと思います。
  • 面接官に自分を印象付けることを意識しました。たとえば、私のエッセイには携帯電話を使ったシステムを構築した話が出てくるので、話題がそこにさしかかったとき、携帯を取り出して実際にWebサイトにアクセスして見せたりしました(面接室が圏外でなくて助かりました)。

最後に

  • 何よりもまず、健康管理が第一です。深夜までの勉強・日中の仕事・ストレスなどのため、心身ともに非常に過酷な状態に置かれますので、リラックスできる場を意識的に設けることが重要だと思います。私の場合は、どんなにエッセイ書きが忙しくても、週に2回は必ずジムに通って汗を流すよう心がけていました。
  • 皆様が希望のビジネススクールに合格されることをお祈りします。
体験記 (4)top

コース MBA 性別 男性 年齢 29歳 (2003年12月現在)
学歴 1999年 大学院工学系研究科修士課程修了
職歴 戦略系コンサルティングファーム勤務 4.5年

※本体験記の筆者である Class of 2005 の関さんが、 キャリアインキュベーション社のサイトにて MBA 留学体験記を執筆中です。ご興味のある方はこちらからご覧下さい。

Why MBA?

MBA留学は、外資のコンサルファームに就職した時点から漠然と「3年後ぐらいには…」と考えていました。3年を経過した時点で再度真剣に考え、下記3点のメリットがあると判断し、留学を決意しました。

(1) キャリアオプションの拡大
(2) 自分の考え方・視野の拡大
(3) コンサルでの仕事を通じて興味をもった分野の深堀り

(1) キャリアオプションの拡大
外資系コンサルティング会社にいる私ですが、海外在住経験は無く、英語の能力は決して高くありません(意外に思われるかもしれませんが、顧客は殆ど日本企業でしたので何とかなってしまっていました)。そして、多くの新卒コンサルタント同様、早いタイミングで違う世界を経験したいと思っていました。

将来の転職先としては、中途採用の間口が広い外資系企業(特にメーカー)が有力候補となるのですが、こういった外資系企業では本社とのやり取りなどで必ず英語が必要になることから、英語がある程度仕事で使えるレベルに持っていくことが、選択肢を広げる鍵になると考えていました。また、MBAホルダーの先輩コンサルタントからも同様のアドバイスをもらっていました。

2年間英語の環境に身を置くことができ、かつ、この年齢でのキャリアの連続性を保つ(少なくともマイナスにはならない)には、MBAが適当と考え、留学を決意しました。

(2) 自分の考え方・視野の拡大
英語を使う機会がさほど多くなかったと言っても、グローバルトレーニングに参加したり、海外オフィスのスタッフと仕事をする機会が何度かありました。

その度に痛感したのが、日本人とアメリカ人の考え方の違いです。例えば、できそうにない仕事を「できる」と自信満々に言い放つ。しかし案の定、締め切りに間に合わなくなってくると、家族との予定を言い訳にしたり、はたまた「本当に必要なタスクなのか」と逆ギレしてみたり…。また、グローバルトレーニングでは、某Top10校のMBA出身者がその優秀さの欠片も感じさせない発言を繰り返していたり…。

これらは、私が接したアメリカ人に固有の事象だったのかもしれませんが、こういった事象に接する度に、「日本人の方が優秀なのではないか」と疑問を抱きました。しかし、現在アメリカが世界の政治・経済・文化の主導権をある程度握っているのは事実であり、このギャップの原因を知りたいと感じるようになりました。いわゆるドメドメ日本人の私から見ると、一見無責任に思える行動などの背景には、私とは全く異なる考え方が存在するのだろうと…。

この考え方を体感・理解するには、まとまった期間をアメリカで過ごすのが一番だと考え、留学を決意しました。

(3) コンサルでの仕事を通じて興味をもった分野の深堀り
【興味をもった分野1:MOT (Management of Technology)】
近年、関連書籍なども次々と出版され、にわかに脚光を浴びているMOT(Management of Technology)ですが、私の働いているファームでは、特に新しいものでもなく、随分と昔から中核の仕事として行われていたことでした。例えば、技術・特許の事業性評価、中央研究所のイン・アウト管理、新技術を用いた製品開発を確実にするプロセスの設定等々…。

今後の私のキャリアは、私のバックグラウンドを考慮すると、このMOTに関連の深いものとなることが想定されるのですが、このタイミングで、昔からMOTに取り組んでいる米国MBAスクールが、MOTをどのようにとらえ、発展させていこうとしているのかを学びたいと考えるようになりました。

【興味をもった分野2: Organizational Behavior、Managerial Accounting】
これもありがちで恐縮なのですが、コンサルの仕事をしていると「立案した戦略・改革案が定着しない」という状況を目にします。これは我々が立てた戦略・改革案にも、我々の顧客企業自身が立てた戦略・改革案にも当てはまります。この定着しない理由のうちの1つに対する、私なりの現在の仮説は 「業績評価制度の最適化忘れ」です。IBMのガースナーも著書「巨象も踊る」で書いていますが、戦略・改革案を実行する場合には、業績評価制度までも新しい方向性を 支持するものに変えなければ、マネジャーや現場スタッフを本気にさせることができず、結局うやむやになってしまうことが多いのではないかというものです。

この「業績評価制度の最適化(戦略・改革案との連関付け)」の方法論確立に対する取り組みは今の私の会社でもさかんに行われていますが、この分野に関して造詣が深いであろう(アメリカ企業の現場スタッフのモチベーションは、日本企業のそれに比べて極めて低い)、アメリカのビジネススクールでどのようなことが行われているのかを知りたかったというのがもう1つの理由です。

Why Sloan?

これは「他に選択肢が無かったから」というのが率直な理由です。実は、寒いのが苦手なため、西海岸に行きたかったので、Stanfordが第一志望だったのですが、見事に落ちてしまいました。結局6校出願(Stanford, MIT, Berkeley, CMU, HBS, Columbia)した中で、合格をもらったのはMITのみ(CMUはインタビューを辞退)だったので、選択の余地はありませんでした。これだけだと面 白くもなんともありませんので、私の選択の基準と、MIT合格に寄与したであろう要因を紹介させて頂きます。

選択の基準で大きなものは、TOP20であること、製造業・テクノロジーへの取り組みが熱心(MOT関連)であること、の2つでした。上で挙げた最初の4校はこの基準で選んでいます(残りの2校は生徒数が多いのでひょっとしたら、という理由)。この中でも、MITとBerkeleyは実際に同じMOTというコンセプトの基に設計されたプログラム/講義が豊富だったので、有力候補でした。

また、外国人であったとしてもバックグラウンドが似ている(例えば理系だったり等)と議論しやすいということをADL時代に把握していたため、テクノロジーで有名な学校なら、私と似たバックグラウンドの人(理系的思考に人)が集まるだろ うと思ったのも理由です。

受験スケジュール

02年1月にMBA受験の開始を決意し、下記コンセプトの下に計画を立てました。(1) 8校出願、(2) 1st Rd出願、(3) TOEFL、GMAT、エッセイ・推薦状を1つずつ仕上げていく→スケジュール(計画):TOEFL 1〜4月、GMAT 4〜8月、エッセイ・推薦状 8〜10月

しかし実際は、コンセプトは次の通りになってしまい、スケジュールも破綻しました。(1) 8校が6校に減少、(2) 1st出願は3校のみ、(3) TOEFL・GMATの点数が出ず、エッセイ・推薦状の開始が遅れ、GMATとの並行作業を余儀なくされる。さらに2ndでも出願することになったため、1月まで予定を延長せざるを得なくなる。→スケジュール(実際):TOEFL 1〜6月、GMAT 5〜10月、エッセイ・推薦状: 9〜1月(1st:Stanford, MIT, Berkeley, 2nd:HBS, Columbia, CMU)

注意点としては、やはりGMATのスコアが出るまでに時間がかかることと、推薦状に予想外に手間・時間がかかったことが挙げられます。GMATは色々な方がコメントされているので、特に推薦状に関して説明しますと、当初は、1校分作成すれば使い回しが効くのだろうと考えていましたが、殆ど個別に作成する必要がありました。これは、各校が独自に設定したの6〜10問ほどのショートクエスションに答える必要があるためです。また、自分の予定だけではなく、推薦者の予定に従って進めなければならないことも時間がかかった要因の1つです。推薦状には本当に苦労しましたので、予定を立てる上で、ある程度の負荷を見込んでおくことをお勧めします。

TOEFL

  • TOEFLは計4回受験し、263(25,28,26,W5.0)と、そこそこ満足できる点が出たので、GMATに集中するためにここでやめました。
  • 目標を260点に設定したのですが、250点を超えてから、最後に10点上乗せするところで非常に苦労しました。
  • 最後まで足を引っ張っていたのは、やはりリスニングでした。3回目と4回目の間には、新たに手を広げることをせず、これまで使った予備校のCDをひたすらシャドーイングしていました。さらに後ろからついて行くだけではなく、同じスピード・同じリズムでCDと同時に話すという練習をしていました。これは、「人間は話せるスピードの150%まで聞ける」という話を耳にしたためです。
  • 加えて、スクリプトを見ながら、自分が聞けない音をチェックし、何度も真似して潰しこむということもしていました
  • TOEFLで苦労される方は、リスニングが問題であることが多いと思います。やはりリスニング25点は付け焼刃では乗り切れない壁ですので、早いうちからテクニックだけではなく、地道なリスニング訓練も練習メニューに取りこんでおくことをお勧めします。

GMAT

  • 理系だった私は、Mathには全く苦労しませんでしたが、Verbalには最後まで苦しめられ続けました。6月から開始して、7,8,9月と連続で受けたのですが、結局この4回では、初回の640点から10点しか上げることができませんでした。この4ヶ月はGMATだけに集中して勉強していたにも関わらず、です。
  • そこで10月には650点で出願する決意をし、エッセイに力を完全にシフトしてGMATの勉強は殆どしていませんでしたが、意表をついてそこで、720点が出たため、なんとか満足のいく点数を得ることができました。
  • やはり私の周囲にも650点近辺で足踏みしている方が多かったことから、個人的には、「700越えは完全に運頼み。コンスタントに650点を出せる実力と、あとは運や当日の体調の良さに期待するしかない」という結論に至っています。
  • この結論のインプリケーションは、運が無かった場合のリスクヘッジが重要になってくる、ということです。受験回数が5回に制限された今、Top10を狙う方で時間に余裕のある方は、複数年に渡るGMAT受験も視野に入れた計画を立てられた方が良いかもしれませ
  • コンスタントに650点を出せる実力構築のためには、下記のようなことを行いました。これは他の方々とあまり変わらないと思います。
    - 早期に有名予備校に通う
    - Official Guide、某予備校のWhite Bookなど、質の良い問題を繰り返し解く
    - 本番のPC画面と紙のギャップをなくすために、GMAT KINGで演習する
    - 加えて、これが鍵なのですが、予備校のオリジナル問題等を残しておき、初見の問題を定期的に解くことで自分の実力を正確に把握しておく(同じ問題を繰り返し解くだけでは、ついつい実力が上がった気になってしまいがち)
    - 本番でのタイムマネジメント方法を確立する(SC、CR、RCがランダムに出てきても、それぞれの1問あたりに割り当てた時間が守れているかが把握できるようにしておく)。

エッセイ

  • 志望順位の低い所から書き始めると良い、とのアドバイスもあったのですが、実際に書き始めてみるとどうにも気合が入らなかったので、結局締め切りの早い順に書いていくことにしました(MITは6校中2校目に書き上げました)
  • 但し、GMATが比較的高い割にはインタビューにも呼ばれない学校が多かったので、きっと私のエッセイの出来は良くなかったのだと思います。ですので、ここでは合格したMITにだけ少し触れます。
  • MITではカバーレターに全力を尽くしました。ここで、Why MBA?、Why MIT?、MITとのコネクション(会社のこと、推薦状を書いてくれたSloan OBの上司のことなど)、MITに貢献できることなどを詰め込み、自分の全てをアピールするようにしました
  • このカバーレターは数多く書いたエッセイの中でもまとまりが良かったので、これがインタビューに呼ばれた要因だったのかもしれません。

インタビュー

  • 海外在住経験の無い私にとっては、インタビューは最大の懸念事項でした
  • しかも、MITはTOEFLのスコアを要求しない代わりに、インタビューで英語力を判断する、とAdmission DirectorのRod Garciaが公言していたので、さらにプレッシャーを感じていました
  • 予備校でのインタビュートレーニングもやらなくては、と感じていたのですが、インタビューに呼ばれるまでは行く気にならず、結局直前に3回ほど行ったに留まりました
  • インタビューの当日は、会場がオフィスの近くだったので、会場の1階のレストランに同僚のアメリカ人を連れて行き、ランチをご馳走しつつ、英語での会話のウォーミングアップに協力してもらいました(インタビューは13時ごろからでした)。スムーズにインタビューに入る、という意味では効果的だったかもしれません
  • ちなみに、私は1st Rdだったので、インタビュアーはRod Garcia本人でした。彼は毎年アジア諸国をインタビューして回っているようで、今回の日本での滞在は1日でした
  • 本番での私の作戦は、とにかくしゃべり倒して「文法はメチャクチャでも、自分の意見はためらうことなく積極的に発言できる」という印象を与えることでした
  • また、Good Questionと言われるような質問を幾つか用意していきました。その中で「Sloanにとっての日本、日本人の位置づけは?」という質問をしたところ、実際に「Good Question!」という言葉を貰い、「これは日本人にとって重要な質問だと思うが、今日のインタビューイーは誰も聞いてこなかった」との相対的ポジティブコメントを貰いました
  • さらに、この質問はGarcia氏の「日本人受験生が韓国人に比べても減少している」という最近の悩みにヒットしたようだったので、そこから「日本でのMITのブランド認知度の高さを考慮すると、MIT Sloanの現在の日本でのマーケティングは不十分と感じる」との問題を指摘したところ、ディスカッションモードに持っていくことができました
  • 単に話を聞かれるだけでなく、こちらからも(多少は)メリットのある情報を提供できたことで、良い印象を与えることができたのではないかと考えています。

最後に

  • GMAT対策、エッセイ対策などで予備校のカウンセラー、他の受験生、過去の合格者などの色々なアドバイス/コメントを聞くことになると思いますが、あまり気にしすぎない/頼り過ぎない方が良いと思います
  • 結局、責任が取れるのは自分だけですので、最終的には自分で納得できるGMAT対策、エッセイ対策などを作り上げることが最も重要だと思います
  • その結果、たとえ合格できなかったとしても「ここまでやって落ちたならば仕方ない」と思えるところまでやり尽くすことが必要だと思います。
体験記 (5)top

コース MBA 性別 男性 年齢 32歳 (2003年9月現在)
学歴 1994年 商学部卒業
職歴 金融 9 年

Why MBA?

転職の時有利だから。日本でも米国でも入り口(入社)は学歴重視(もちろん、入ってからは実力社会)。

受験準備

私は準備を始めたのは6月に入ってからですが、理想的にはもっと早いほうが良いと思います。

TOEFL

初回のスコアは170点くらいで愕然としましたが、所詮はテスト(実際のCommunication 能力を測るものではない)ですので、形式になれること及び馴染みのない学術単語を覚えることで、スコアは上がりました(267点)。私は堅い文章を書くのが苦手で、Writingは最後まで良いスコアは出ませんでした。時間の制約もあり、全て完璧にと言うわけにはいかなかったので、このセクションは捨てました。

GMAT

予備校には通わずOfficial Guideだけを繰り返しやりました。夏までに運良く700点が出たので、それで止めました。

  • SC はOfficial Guideで間違えた問題を全て暗記し機械的に回答。
  • CR&RCは、「テクニック」より「速読力」の問題だと個人的には思います。高得点を狙うには速読力は必須です。速読力は一朝一夕には身につかないので、普段英文に触れていない人は、留学準備を始めたらすぐに毎日一定量の英文を読むことをお勧めします。
  • AWAは、TOEFLのWriting同様、苦手なので殆ど勉強しませんでした。
ただし、このテストは基本的に“運”だと思うので、一生懸命勉強してもあまり意味がないかもしれません。

Application作成

けっこう時間がかかります(特に最初のものは)。前倒しで作成することをお勧めしますが、どうしても時間がない場合は、適当でいいと思います。最悪の場合、枠だけ埋めておけば大丈夫でしょう。私の経験から言って、アメリカ人(特に学校のAdmission事務方の人)が細かいことを気にするとは思えません。

エッセイ

原案に限らず出来る限り自分の手で作成するのがBetterですが、時間がない場合(あるいは予算に余裕がある場合)は予備校等を利用すると、スムーズに物事が運ぶでしょう。私の場合、予備校は費用が高いので、とある予備校の講師と交渉して、予備校を通さない“家庭教師”形式でエッセイの校正だけを見てもらいました(おかげで、全部で数百ドルくらいで収まりました)。最初に作成するエッセイは、(1) 志望順位が低い(一般的に最初のエッセイは出来がイマイチ)&(2) 転用が利きやすい内容のものが良いでしょう。

インタビュー

一般的な内容のインタビューなら、想定問答を準備しておけば、大丈夫でしょう。SloanはCampus VisitしてInterviewを受けましたが、Interviewerがとても意地悪でイメージ最悪でした。基本的な質問(Why MBA?、Why Sloan?、Career Goal等)は一切なし。ひたすら「××の場合、あなたはどうする?」系の質問ばかり。何か答えると、「その答えはあまりCreativeではない。もっと考えろ」。もっと考えて答えると、「それは現実的ではないので他には?」と切り返される始末。『そもそもお前の質問が非現実的だろ』と心の中で愚痴りながら、最後はヤケクソでした。

体験記 (6)top

コース MBA 性別 男性 年齢 29歳 (2003年12月現在)
学歴 1997年 経済学部卒業
職歴 金融機関 6 年

Why MBA?

  • 視野の拡大
    会社人生のほとんどを自己勘定のトレーダーとして過ごしたのですが、仕事自体は非常に面白いものの、自分の視野があまりにも狭まっていると感じていました。何せ使う言葉は「買う」か「売る」、結果は「勝ち」か「負け」しかないので・・・。また、国際経験もまったく無いため、海外で2年間ビジネスの勉強ができ、しかも人脈も広げれ、さらには残りの自分の時間で自分のやりたい研究ができるというMBAは非常に魅力的でした。

  • 知識の拡大
    同業者の人たちからは、2年間、この業界から離れるのはよくないと引き止められたりもしましたが、この2年間で今まで持っていなかった知識(Management等)を習得しつつ、今までのスキル(Trading Strategy等)をさらに深められるということは将来的に非常に役に立つと考えました。

  • その他漠然としたこと
    今まで、ポートフォリオマネージャーとしてフロントラインで働いてきたわけですが、将来的にはそういったトレーダーやヘッジファンドを束ねるポジションや金融機関に対するコンサルティング的な業務(もしくは経営)につきたいと考えており、それが大きな会社の一部門であろうと子会社であろうと独立した会社であろうと今の能力・ネットワークではもの足りないと考えていました。

Why Sloan?

  • Management of Financial Technology
    上記のような言葉は一般的ではないと思いますが、金融機関に勤めてきた身として、いかにFinancial Technologyを経営に統合していくかということが非常に重要だと考えていました。そういった観点から考えると有名なBSの公式が産まれたSloanがやはり最適であろうと考えました。

  • 周りの学生
    私は文系出身のため、理系の人たちと一緒に勉強することや人脈を広げることは非常に重要だと考えていました。やはりMITは他のMBAプログラムと比べて理系の人も多いですし、さらに他の学部には世界一の理系の人たちが集まっているので、そういった分野にネットワークを広げられることは非常に魅力的でした(余談ですが、当初理系のバックグランドが無いとMBAですら入学できないと勘違いしていたほどです。実際はまったくそんなことはありませんでした)。

  • 先輩の薦め
    なぜか私の周りにはSloanの卒業生が多く、そういった人たちの仕事振りを見ていたり、いろいろアドバイスを頂いたというのもあると思います。

受験スケジュール

5月から準備をスタートしました。TOEFLは5,6,7月と受験し、GMATは7,8,9,10月と受験しました。基本的にあまり時間も無かったため、予備校を多く利用しました。

TOEFL

まったく海外経験の無い私にとってはやはりリスニングが最大のネックだったので、常に英語のテープを通勤時や空いている時間に聞くようにしました。あくまでもテスト向けの勉強ということもあり、傾向の違う問題をやってもしょうがないので、教材もETSから出されているものに絞って選択しました。

文法に関しては予備校の問題を一通りやった程度です。読解に関してはパソコンの画面上で文章を読むのになれるために、インターネットの文章を速読する練習をしました。コンテンツとしてはScientific Americanのホームページが結構難しい文章を載せていたので、GMATのRCの練習にもなると考え、よく読んでいました。TWEに関しては基本的に型を覚えて、あとは練習を重ねただけです。

GMAT

SC、CRに関してはある程度解き方をマスターしてからひたすらオフィシャルガイドや予備校かららった問題を繰り返し練習しました。GMATに関しては時間管理が非常に重要なので、練習のときも必ず時間を計りながら解くようにしました。MATHもVerbalに比べればほとんど勉強しなかったに等しいですが、同じようにひたすら練習をしました。

AWAはTWEと同様型を覚えるのみ、RCもコンピュータの画面上で速読する練習をしました。人によっていろいろ意見はありますが、GMATの勉強はスポーツの練習に近いと思います。英語の知識を増やすというよりも、ルールをしっかりと覚えてそのルールの中できっちりスコアが出せるようにひたすら練習を重ねる(素振りをするようなイメージ)という感じです。私の場合はテストを受けるごとに20〜30点ずつ徐々に点数が上がりました。

エッセイ

エッセイは予備校を使って、表現や内容のチェックをしながら進めていきました。特にうそもかけませんし、突飛な内容を書くのも変な感じがしたので、今まで自分がやってきたことや考えていることを自信を持ってしっかり伝えられるように努めました。エッセイに関しては、答えが無いのでいろいろと噂が飛び交いますが、自分の能力・性格以外のことは到底表現することは不可能なので、あまり極端になりすぎる必要は無いと思います。予備校に関しては時間の短縮という意味では効果的であったと思います。

インタビュー

仕事で多少英語を使う機会はあったものの、やはりインタビューは非常に心配でした。これも練習あるのみということで、予備校を使い練習を重ねました。インタビューを終えてみた感想としては、基本的な項目さえしっかりと押さえておけば、結構その場ののりで楽しく会話をするだけでいいような感じがしました。エッセイと同じでここでも自分以上の力は到底出せないので。

最後に

仕事をしながらの受験は非常にストレスのかかる作業ですが、仕事がおろそかになっては元も子もないので、バランスを考えながらがんばってください。

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