 |
Peter Weill |
 |
N/A |
経営者として、ITをどのように活用していくかを学びます。謳い文句は「ITの専門でない経営者が知っておくべき内容をカバーする」となっていますが、専門用語が頻出する上、受講している学生もITバックグラウンドの人間がほとんどでした。このため、個人的には「CIO養成講座」に近い印象を受けました。
前半は「ITを活用したビジネスモデルの例」、後半はより具体的な「Business Valueを産み出すためのITの活用方法」を扱います。新しいコンセプトに入ると講義を行い、続いてそれに関連するケースを演習するか、またはゲストレクチャラーがやってくるという形式です。日本企業のケースとしては、セブンイレブン・ジャパンが「最も有名なIT成功事例の一つ」として紹介されます。教授もかなりお気に入りのケースらしく、日本人活躍のチャンスです。
Center for Information Systems Research (CISR) のディレクターも務めるWeill教授の授業は非常にわかりやすく、学生からもかなりの好評を博していました。態度もフェアで、あらゆる学生の意見を一生懸命くみ上げようとする姿には好感を覚えました。ただ、英語が少しオーストラリア訛りなので、慣れるまでは注意が必要です。パイパー (paper) って何ですか、などという質問はしてはいけません。
ワークロードは比較的軽めです。学期末に提出するTerm Paperと、チームプレゼンテーション(「IT Outsourcing」「Role of CIO」など6種類のテーマの中から一つを選び、それについてプレゼンをする)のほかは、大した課題はありません。ただし、チームの編成は各自が希望したテーマに沿って行われるので、メンバーを選ぶ自由度がありません。このためとんでもないチームメイトと組むことになり、泣きを見る人も出てきます。ご注意下さい。
結論としては、受講者のバックグラウンドを選ぶ傾向がありますが、企業におけるITの活用方法を包括的に学ぶことができるという点では非常にいいと思います。CXOを目指す方には是非受講していただきたいクラスです。【H.Y. MBA'05】
|