Athena Japanese
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Athena 上で使用可能なUNIX日本語処理環境
***この文書のCannaに関連している部分は古くなっていると思います。
Cannaとは別に日本語を入力できるプログラムの導入方法を
http://web.mit.edu/nihonjinkai/www/athena_skk.html
で解説していますので、日本語入力に関する部分はそちらを参照してください。
(10/12/2001 柏谷辰起)
注意
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Canna サーバーは、私無き後、無くなっているかもしれません。
誰かが復活させてくれると良いけど。。。
前置き
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これらは、現在のAthena-clusterでの標準的なマシンである、Solaris 2.6
での動作を確認しています。SGIに関しては、動かないものが多いです。
linuxは、今のところダメです。個人で持つパソコンだと、Athena-linuxを
日本語化する事は出来ます。
Netscape
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View -> Character Set -> Japanese (Auto-Detect)
を選択します。この状態を記憶させたいならば、この後に、
View -> Character Set -> Set Default Character Set
を選択します。
日本語入り文章の印刷は、今のところ出来ません。
mule/ktermの簡単な使い方
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1.概略
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ktermは、日本語表示が可能なterminalで、xtermの代わりに使います。
Muleは、emacsを日本語(本当は日本語だけでなく多国籍語)に対応させたエディタ
です。
2.起動方法
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xterm から、
% add mule nihongo
と入力します。その後、
% kterm -sb -km euc
と打てばktermが起動します。オプションは、「スクロールバーつき、漢字コードは
EUC」を意味します。また、
% mule
と打てばmuleが起動します。
3.設定
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毎回addしないで済むようにするためには、以下のファイルを自分のホームディレ
クトリに作成します。
.environment ============================================================
add mule nihongo
=========================================================================
また、kterm(とxterm)のオプションを自動認識させるさせるためには、以下のファ
イルを自分のホームディレクトリに作成します。
.cshrc.mine =============================================================
alias xterm xterm -sb
alias kterm kterm -sb -km euc
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4.日本語入力
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mule上での日本語入力には、skkかCannaを使います。
5.Tutorial
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Mule 上で日本語tutorialがあります。始めての方はこれを試してみることを
勧めます。Mule上で、C-h T (もしくは、M-x help-with-tutorial-for-mule)と
入力します。Language:と聞いてくるので、Japaneseと答えます。あとは、画面
の指示にしたがってください。
6.補足
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Mule のコマンド入力の表現は、ちと独特です。例えば「M-x canna」とは、順に、
Escape, x, canna, Return を入力することを意味します。また、C-x とは、Control
キーを押しながらxを押すことを意味します。大文字と小文字は区別されます。
Mule/Emacsの世界ではよく出てくる表現なので、覚えましょう。
7.Reference
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% man kterm
% man mule
また、以下のweb-documentを参照してください。
emacsの使い方(英文)
http://web.mit.edu/olh//Emacs/TOC.html
muleの使い方
http://www.rsch.tuis.ac.jp/~mizutani/online/mule/index.html
http://www.csce.kyushu-u.ac.jp/~iwasaki/memo/mule.html
http://www.bekkoame.ne.jp/~kmaeda/unix/mule.htm
http://vader.kuamp.kyoto-u.ac.jp/~skame/system/fws96/node31.html
http://www.matsusaka-u.ac.jp/~okumura/mule-howto.html
http://web.sue.shiga-u.ac.jp/~iwai/doc/pub/Lesson/shoin/IPE-BD/6.html
http://camel.kyushu-id.ac.jp/~usui/UNIX/mule.html
8.FAQ
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Q. なんかmuleの動作がへんです。
A. たぶんmule locker の add が出来ていません。このため古いmuleを使っています。
athena上にmuleは二つ存在しており、古いほうを起動すると、動作がいまいちです。
% which mule
/mit/mule/arch/sun4x_56/bin/mule
にて、となっていれば正解です。
Canna の簡単な使い方
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0.概略
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Cannaとは、mule上で動作する仮名漢字変換プログラムです。
1.詳細ドキュメント
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詳細は Athena の Unix マシンからNetscapeで以下を参照ください。
/afs/athena.mit.edu/activity/n/nihonjinkai/Public/Unix/Canna/doc/canna_digest.ps
2.Cannaの初期化
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muleを起動した後、「M-x canna」と入力することで、Cannaが初期化され、使用可
能な状態になります。この初期化は、Mule起動時に毎回行います。
mule画面の下に、
『かんな』を初期化しています....done
と表示されたら、初期化成功です。
3.漢字入力のしかた
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かんなが初期化されたら、C-o で漢字入力モードになります。
C-o とは、Control キーを押しながら、o を押す事を意味します。
mule の window の左下に、
[ あ ]
と表示されたら、漢字入力モードです。もう一度 C-o を入力すると、漢字入力
モードを終了し、英数字入力モードになります。mule の window の左下に表示
されていた
[ あ ]
が消えます。
漢字入力モードの状態で以下のキー操作があります。
space 変換
C-h delete
Return 確定
漢字の変換中で以下のキー操作があります。
C-i 変換中に、漢字変換単位を縮める
C-o 変換中に、漢字変換単位を伸ばす
C-g 変換状態のリセット
Return 確定
4.設定
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mule起動時に自動的にcannaの初期化を行うには、以下のファイルを自分のホーム
ディレクトリに作成します。muleのwindowの一番下に
『かんな』を初期化しています....done
と表示されます。と表示されるならば、この設定が正しくできたことになります。
.emacs ==================================================================
(if (and (boundp 'CANNA) CANNA)
(progn
(load-library "canna")
(canna) ))
=========================================================================
5.FAQ
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Q. muleでcanna が起動できません。M-x canna を知らないと言われます。
A. たぶんmule locker の add が出来ていません。このため古いmuleを使っています。
athena上にmuleは二つ存在しており、古いほうを起動すると、cannaが使えません。
% which mule
/mit/mule/arch/sun4x_56/bin/mule
にて、となっていれば正解です。
Q. 「っ」「ゃ」などの小さい文字を単独で入力するのはどうしたらよいのでしょうか。
A. 頭にxをつけます。例えば、
っ は xtu
ゃ は xya
Q. カタカナを入力するにはどうしたらいいですか?
A. 「アトランタ」と入力する場合、
atoranta
ctrl-n
とするか、
atoranta
[space] (「後ラン他」などと変換される)
ctrl-o を何度か押して全部カタカナになるようにする。
で入力できます。
メールの取扱
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日本語メールを扱うには、いくつかの方法があります。
1.mnews
次の項目に説明しています。
2.Mule上でMH
以下のWeb-document を参照してください。
http://www.cc.hit-u.ac.jp/user_info/manual/mhindex.html
mnews
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0.概略
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mnews は、ニュースリーダー兼メールリーダーです。
1.ドキュメント
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詳細は、
% man mnews
とするか、以下を参照してください。
http://www.mit.edu/~nakayama/misc/mnews.txt
2.使い方
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ニュースも読む場合は、
% mnews
として起動します。ニュースリストの読み込みに時間がかかります。メール
だけを扱うときには、
% mnews -m
と、オプションをつけて起動します。とりあえず、以下のキーさえ使えれば
十分かと思います。
カーソルキー上下で記事の選択
d マークをつける
m mailを書く
r 返信(reply)する
R 引用つき返信(reply)をする
q 終了
^ マークをつけたメールを別のfolderに移動させる
# メールをパックする(番号を詰める)
% メールをソートする
スペースキー 選択
ctrl-h マークをつけたメールの削除
ctrl-g 中断
3.設定
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返信の際の引用の記号の変更など細かな設定は、.mnews_setupというファ
イルを作成してそこに記述します。.mnews_setup の記述方法の詳細は
http://www.mit.edu/~nakayama/misc/mnews.txt
を参照ください。.mnews_setupは、以下の雰囲気で記述します。
.mnews_setup =========================
mail_mode: off
my_adrs_mode: on
auto_inc_mode: on
auto_inc_folder: inbox
reply_message: I'm going to reply to the email, [%s],\n%f san wrote in %b.%d(%w),%Y %H:%M(%z).\n\nTO : %fさん\nCC : \nFROM : 中山\n\n
======================================
4.Reference
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以下のweb-documentを参考にして下さい。
http://fukuda.aist-nara.ac.jp/~zyunit-h/mnews-faq.html
http://www.agusa.nuie.nagoya-u.ac.jp/%7Ewatanabe/mnews/
5.FAQ
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Q. mnewsでメールを書こうとするのですが、muleでなくemacsが起動されてしまいます。
A. 次の2つの方法いずれかで、muleを使うことを指定します。
1.環境変数EDITORにmuleを指定する。
.cshrc.mine に
setenv EDITOR mule
と記述します。
2.mnews の設定ファイル .mnews_setup で指定する。
.mnews_setup に
edit_command: mule
と記述します。
Q. 日本語がうまく表示されません。
A. たぶんxterm上で実行しています。mnewsをkterm上で実行して下さい。
ktermでも化ける場合は、ktermの漢字コードがEUCにして下さい。
Skk の簡単な使い方
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0.概略
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Skk とは、mule上で動作する仮名漢字変換プログラムです。
1.使い方
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Mule 起動後、C-x C-j (もしくは M-x skk-mode) を入力することで、skkが
起動され、漢字入力モードになります。以下のキー操作により、入力モードが
変わります。
入力モードの変更
----------------
英数字モード 全角英数字モード
^ | ^ |
| | | |
l | |ctrl-j L | |ctrl-j
| | | |
| v | V
----------------------
漢字入力モード
かな <--q--> カナ
skkでは、大文字と小文字を使って入力します。まあ、いろいろ試してみてください。
入力の例
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学校へ Gakkou[space]he
帰る KaeRu
ゃ xya
キー操作
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[space] 変換・次候補
x 前候補
ctrl-g 取り消し
[ret] 確定&改行
2.Tutorial
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Mule上で
M-x skk-tutorial
と入力することで、SKKのチュートリアルが始まります。
3.Reference
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以下のドキュメントを参照してください。
http://web.mit.edu/sinouye/Public/skk.html#skk
http://www-japan.mit.edu/mit/help/mule/index.html
http://lagendra.s.kanazawa-u.ac.jp/ogurisu/manuals/mule/cust/skk/index.html
lessの日本語対応
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less -r (ファイル名)
とすることで、kterm上で日本語が表示できます。
日本語の印刷
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私の知る限り、
・テキストファイルは、jlprで印刷できます。
・Webの印刷は、普通には出来ません。
どうしても、と思う場合、xdpr で画面ダンプするか、テキストで保存して jlpr します。
Masahiko Nakayama (nakayama@pte.fuji.asahi-kasei.co.jp)