管理解説書

bos adduser

目的

特権ユーザーを /usr/afs/etc/UserList ファイルに追加します。

構文

bos adduser -server <machine name>  -user <user names>+
            [-cell <cell name>]  [-noauth]  [-localauth]  [-help]
     
bos addu -s <machine name>  -u <user names>+
         [-c <cell name>]  [-n]  [-l]  [-h]

構文

bos adduser コマンドは、-user 引き数で指定されたユーザー名を -server 引き数に指定されたマシンの /usr/afs/etc/UserList ファイルに追加します。ユーザー項目が認証データベースおよび保護データベースにあるかどうかは、コマンドの発行側で検査する必要があります。

オプション

-server

/usr/afs/etc/UserList ファイルを変更するサーバー・マシンを指定します。 IP アドレスまたはホスト名 (完全修飾名または省略形) によってマシンを識別します。詳細については、bos コマンド・セットの概要の解説ページを参照してください。

米国版 AFS を実行し、更新サーバーを使って /usr/afs/etc ディレクトリーの内容を配布するセルでは、通常 -server 引き数の値としてシステム・コントロール・マシンだけを指定します。国際版 AFS を実行しているセルでは、各ファイル・サーバー・マシンに対しコマンドを繰り返し発行してください。詳細については、bos コマンド・セットの解説ページを参照してください。

-user

/usr/afs/etc/UserList ファイルに挿入するユーザー名を指定します。

-cell

コマンドを実行するセルを指定します。この引き数は、 -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-noauth

コマンドの発行側に非特権 ID anonymous を割り当てます。このフラグは -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-localauth

ローカルの /usr/afs/etc/KeyFile ファイルのキーを使用して、サーバー・チケットを構成します。 bos コマンド・インタープリターは、相互認証中に、このチケットを BOS サーバーに渡します。このフラグは、-cell 引き数または -noauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-help

このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

例

次のコマンドは、ユーザー名 pat および smith をマシン fs1.abc.com (システム・コントロール・マシン) 上の /usr/afs/etc/UserList ファイルに追加しています。

   % bos adduser -server fs1.abc.com -user pat smith
   

必要となる特権

コマンドの発行側は、-server 引き数で指定されたマシンの /usr/afs/etc/UserList ファイルにリストされているか、または -localauth フラグが使用されている場合は、ローカル・スーパーユーザー root としてサーバー・マシンにログオンしている必要があります。

関連情報

KeyFile

UserList

bos

bos listusers

bos removeuser