管理解説書

bos exec

目的

リモート・サーバー・マシン上でコマンドを実行します。

構文

bos exec -server <machine name>  -cmd <command to execute>
         [-cell <cell name>]  [-noauth]  [-localauth]  [-help]
   
bos e -s <machine name>  -cm <command to execute>  [-ce <cell name>]
      [-n]  [-l]  [-h]

構文

bos exec コマンドは、-server 引き数に指定されたファイル・サーバー・マシンで、指定されたコマンドを実行します。このコマンドは、/etc/reboot コマンドまたは同等のものを使用して、マシンをリブートするために使用します。

オプション

-server
コマンドを実行するサーバー・マシンを指定します。 IP アドレスまたはホスト名 (完全修飾名または省略形) によってマシンを識別します。詳細については、bos コマンド・セットの概要の解説ページを参照してください。

-cmd
実行するコマンドを完全なローカル・ディスク・パス名で指定します (たとえば/etc/reboot)。コマンドに 1 つ以上のスペースがある場合には、この引き数を二重引用符 ("") で囲んでください。

-cell
コマンドを実行するセルを指定します。この引き数は、 -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-noauth
コマンドの発行側に非特権 ID anonymous を割り当てます。このフラグは -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-localauth
ローカルの /usr/afs/etc/KeyFile ファイルのキーを使用して、サーバー・チケットを構成します。 bos コマンド・インタープリターは、相互認証中に、このチケットを BOS サーバーに渡します。このフラグは、-cell 引き数または -noauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

次のコマンドは、マシン fs2.abc.com をリブートしています。コマンドの発行側は、すでに bos shutdown コマンドを発行し、すべてのプロセスを正しく終了しています。

   % bos exec -server fs2.abc.com -cmd /sbin/shutdown -r now
   

必要となる特権

コマンドの発行側は、-server 引き数で指定されたマシンの /usr/afs/etc/UserList ファイルにリストされているか、または -localauth フラグが使用されている場合は、ローカル・スーパーユーザー root としてサーバー・マシンにログオンしている必要があります。

関連情報

bos


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