管理解説書

bos getdate

目的

AFS バイナリー・ファイルのタイム・スタンプを表示します。

構文

bos getdate -server <machine name>  -file <files to check>+
            [-dir <destination dir>]  [-cell <cell name>]
            [-noauth]  [-localauth]  [-help]
    
bos getd -s <マシン 名>  -f <検査するファイル>+  [-d <あて先ディレクトリー>]
        [-c <cell name>]  [-n]  [-l]  [-h]

構文

bos getdate コマンドは、-file 引き数で指定されたバイナリー・ファイルの現行バージョン、.BAK バージョン (もしあれば)、および .OLD バージョン (もしあれば) の各タイム・スタンプを表示します。 (新しいバイナリー・ファイルが bos install コマンドによってインストールされると、BOS サーバーは、.BAK および .OLD バージョンを自動的に作成します。) -dir 引き数に代替ディレクトリーを指定しない限り、ファイルは -server 引き数に指定されたサーバー・マシンの /usr/afs/bin ディレクトリーになければなりません。

バイナリー・ファイルを .BAK バージョンに戻すには、bos uninstall コマンドを使用してください。 /usr/afs/bin ディレクトリーから古いバイナリー・ファイルを削除するには、bos prune コマンドを使用してください。

オプション

-server
バイナリー・ファイルを表示するサーバー・マシンを指定します。 IP アドレスまたはホスト名 (完全修飾名または省略形) によってマシンを識別します。詳細については、bos コマンド・セットの概要の解説ページを参照してください。

このマシンのシステム・タイプのバイナリー・ファイル配布マシン上にバイナリー・ファイルが正しくインストールされ、このタイプの他のすべてのマシンで upclientbin プロセスが適切に実行されている場合は、AFS システム・タイプのすべてのサーバー・マシンは、同じタイム・スタンプを示されます。

-file
表示するバイナリー・ファイルを指定します。

-dir
-file 引き数に指定されたファイルのあるローカル・ディスク・ディレクトリーを完全なパス名で指定します。これは、/usr/afs/bin ディレクトリーにファイルがない場合にだけ必要です。

-cell
コマンドを実行するセルを指定します。この引き数は、 -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-noauth
コマンドの発行側に非特権 ID anonymous を割り当てます。このフラグは -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-localauth
ローカルの /usr/afs/etc/KeyFile ファイルのキーを使用して、サーバー・チケットを構成します。 bos コマンド・インタープリターは、相互認証中に、このチケットを BOS サーバーに渡します。このフラグは、-cell 引き数または -noauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

出力

-file 引き数で指定されたファイルごとに、現行の (マークされていない) .BAK および .OLD の各バージョンのタイム・スタンプが出力に表示されます。この出力は、単に省略するのではなく、バージョンが存在しないことを明示的に示します。

次のコマンドは、ベース名 kaserver を持つファイルのタイム・スタンプをマシン fs2.abc.com 上で検査しています。

   % bos getdate -server fs2.abc.com -file kaserver
   File /usr/afs/bin/kaserver dated Mon Jan 4 10:00:36 1999.
   .BAK file dated Wed Dec 9 18:55:04 1998, no .OLD file.
   

必要となる特権

なし。

関連情報

KeyFile

bos

bos install

bos prune

bos uninstall


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