管理解説書

bos getlog

目的

サーバー・プロセスのログ・ファイルを出力します。

構文

bos getlog -server <machine name>  -file <log file to examine>
           [-cell <cell name>]  [-noauth]  [-localauth]  [-help]
   
bos getl -s <machine name>  -f <log file to examine>  [-c <cell name>]
         [-n]  [-l]  [-h]

構文

bos getlog コマンドは、-server 引き数に指定されたマシンにある特定のログ・ファイルを、標準出力ストリームに表示します。 -file 引き数の一部に代替パス名が指定されていなければ、BOS サーバーは、/usr/afs/logs ディレクトリーからログ・ファイルを取り出します。

注意

特にデータベース・サーバーの場合、ログ・ファイルのサイズが大きくなることがあります。管理可能なサイズにしておくためには、UNIX の rm コマンドを定期的に使用して、ログ・ファイルを切り捨てるか、あるいは bos restart コマンドを使用して、各プロセスを再起動してください。

ファイルが削除されてプロセスが再起動し、ログ・ファイルが占有していたスペースが解放されるまで、5 分ほどかかります。

オプション

-server
ログ・ファイルのあるサーバー・マシンを指定します。 IP アドレスまたはホスト名 (完全修飾名または省略形) によってマシンを識別します。詳細については、bos コマンド・セットの概要の解説ページを参照してください。

-file
表示するログ・ファイルを指定します。ファイル名だけを指定すると、BOS サーバー は、/usr/afs/logs ディレクトリーからログ・ファイルを取り出します。標準値は次のとおりです。

AuthLog
認証サーバー (kaserver) のログ・ファイル

BackupLog
バックアップ・サーバー (buserver) のログ・ファイル

BosLog
BOS サーバー (bosserver) のログ・ファイル

FileLog
ファイル・サーバー (fileserver) のログ・ファイル

SalvageLog
サルベージャー (salvager) のログ・ファイル

VLLog
ボリューム・ロケーション (VL) サーバーServer (vlserver) のログ・ファイル

VolserLog
ボリューム・サーバー (volserver) のログ・ファイル

パス名とファイル名の両方を指定すると、指定したディレクトリーから最初にログ・ファイルが検索されます。部分的なパス名を指定した場合、/usr/afs/logs ディレクトリーを基準としてパス名が解釈されます。

-cell
コマンドを実行するセルを指定します。この引き数は、 -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-noauth
コマンドの発行側に非特権 ID anonymous を割り当てます。このフラグは -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-localauth
ローカルの /usr/afs/etc/KeyFile ファイルのキーを使用して、サーバー・チケットを構成します。 bos コマンド・インタープリターは、相互認証中に、このチケットを BOS サーバーに渡します。このフラグは、-cell 引き数または -noauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

出力

まず最初に、次の行が出力されます。

Fetching log file 'filename'...
   

残りの出力部分は、ログ・ファイルによって異なります。

次の例は、マシン fs3.abc.comFileLog ファイルを表示しています。

   % bos getlog -server fs3.abc.com -file FileLog
   Fetching log file 'FileLog'...
   Sun Nov 8 04:00:34 1998 File server starting
   Sun Nov 8 04:00:39 1998 Partition /vicepa:  attached 21 volumes;
                           0 volumes not attached
   Sun Nov 8 04:00:40 1998 File Server started Sun Nov 8 04:00:40
                           1998
   Mon Nov 9 21:45:06 1998 CB: RCallBack (zero fid probe in host.c)
                           failed for host 28cf37c0.22811
   

必要となる特権

コマンドの発行側は、-server 引き数で指定されたマシンの /usr/afs/etc/UserList ファイルにリストされているか、または -localauth フラグが使用されている場合は、ローカル・スーパーユーザー root としてサーバー・マシンにログオンしている必要があります。

関連情報

bos


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