管理解説書
目的
/usr/afs/bin および /usr/afs/logs ディレクトリーから古いバージョンのファイルを削除します。
構文
bos prune -server <machine name> [-bak] [-old] [-core] [-all]
[-cell <cell name>] [-noauth] [-localauth] [-help]
bos p -s <machine name> [-b] [-o] [-co] [-a]
[-ce <cell name>] [-n] [-l] [-h]
構文
bos prune コマンドは、-server 引き数に指定されたサーバーのローカル・ディスクからファイルを削除します。コマンド行に指定されたフラグによって、次のように操作します。
- -bak フラグは、/usr/afs/bin ディレクトリーから .BAK 拡張子を持つすべてのファイルを削除します。
- -old フラグは、/usr/afs/bin ディレクトリーから .OLD 拡張子を持つすべてのファイルを削除します。
- -core フラグは、/usr/afs/logs ディレクトリーから core. 接頭語を持つすべてのファイルを削除します。
- -all フラグは、上の 3 つのタイプのファイルをすべて即時に削除します。
(どのフラグも指定されていない場合、コマンドは成功したようにみえますが、ファイルはまったく削除されていません。)
1 つ以上のファイルの現在の .BAK および .OLD バージョン上のタイム・スタンプを表示する場合には、bos getdate コマンドを使用してください。
オプション
- -server
- ファイルを削除するサーバー・マシンを指定します。
IP アドレスまたはホスト名 (完全修飾名または省略形) によってマシンを識別します。詳細については、bos コマンド・セットの概要の解説ページを参照してください。
- -bak
- /usr/afs/bin ディレクトリーから .BAK 拡張子を持つすべてのファイルを削除します。このフラグは、-all フラグと一緒に使用してはなりません。
- -old
- /usr/afs/bin ディレクトリーから .OLD 拡張子を持つすべてのファイルを削除します。このフラグは、-all フラグと一緒に使用してはなりません。
- -core
- /usr/afs/logs から core. 接頭語を持つすべてのファイルを削除します。このフラグは、-all フラグと一緒に使用してはなりません。
- -all
- -bak、-old、および -core フラグを組み合わせた場合と同じ結果になります。このフラグは、他 の 3 つのフラグと一緒に使用してはなりません。
- -cell
- コマンドを実行するセルを指定します。この引き数は、
-localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。
- -noauth
- コマンドの発行側に非特権 ID anonymous を割り当てます。このフラグは -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。
- -localauth
- ローカルの /usr/afs/etc/KeyFile ファイルのキーを使用して、サーバー・チケットを構成します。
bos コマンド・インタープリターは、相互認証中に、このチケットを BOS サーバーに渡します。このフラグは、-cell 引き数または -noauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。
- -help
- このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。
例
次の例は、fs3.abc.com マシンの /usr/afs/bin ディレクトリーから、.BAK または .OLD 拡張子を持つすべてのファイルを削除しています。
% bos prune -server fs3.abc.com -bak -old
次の例では、マシン db2.abc.com の /usr/afs/bin ディレクトリーから .BAK または .OLD 拡張子を持つすべてのファイルを削除し、/usr/afs/logs ディレクトリーから core. 接頭語を持つすべてのファイルを削除しています。
% bos prune -server db2.abc.com -all
必要となる特権
コマンドの発行側は、-server 引き数で指定されたマシンの /usr/afs/etc/UserList ファイルにリストされているか、または -localauth フラグが使用されている場合は、ローカル・スーパーユーザー root としてサーバー・マシンにログオンしている必要があります。
関連情報
KeyFile
UserList
bos
bos getdate
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