目的
/usr/afs/etc/ThisCell および /usr/afs/etc/CellServDB ファイルにセル名を設定します。
構文
bos setcellname -server <machine name> -name <cell name> [-cell <cell name>] [-noauth] [-localauth] [-help] bos setc -s <machine name> -n <cell name> [-c <cell name>] [-n] [-l] [-h]
構文
bos setcellname コマンドは、-name 引き数の値をローカル・ディスク上に作成された次の 2 つのファイルに記録することにより、セル名を確立して -server 引き数で指定されたサーバー・マシンをそのメンバーにします。
注意
このコマンドは、セルの最初の AFS サーバー・マシンをインストールする場合にだけを発行してください。追加のサーバー・マシンをインストールしているときに、このマシンまたは他のマシンから ThisCell および CellServDB ファイルをコピーする方法については、 AFS インストールの手引き を参照してください。
セル名の変更は非常に複雑なため、コマンドを発行する場合は、適切なセル名を選択してください。たとえば、説明を変更すると、認証データベースのパスワードを変更しなければなりません。セル名の選択については、AFS 管理の手引き を参照してください。セル名を変更しなければならない場合は、AFS 製品サポートに連絡して、指示を受けてください。
オプション
例
次のコマンドは、マシン fs1.abc.com がセルの最初のサーバー・マシンとしてインストールされるときに、そのマシンの ThisCell および CellServDB ファイルにセル名 fs1.abc.com を定義しています。
% bos setcellname -server fs1.abc.com -name abc.com
必要となる特権
通常、許可検査は、インストール時にオフになっています。この場合だけこのコマンドは特権がなくても実行できます。許可検査がオンの場合、コマンドの発行側は、-server 引き数で指定されたマシン上の /usr/afs/etc/UserList ファイルにリストされていなければなりません。あるいは、-localauth フラグがある場合は、スーパーユーザー root としてログインしていなければなりません。
関連情報
AFS インストールの手引き
AFS 管理の手引き