管理解説書

bos startup

目的

/usr/afs/local/BosConfig ファイルの状況フラグを変更しないで、プロセスを開始します。

構文

bos startup -server <machine name>  [-instance <instances>+]
            [-cell <cell name>]  [-noauth]  [-localauth]  [-help]
    
bos startu -s <machine name>  [-i <instances>+]
           [-c <cell name>]  [-n]  [-l]  [-h]

構文

bos startup コマンドは、-server 引き数に指定されたサーバー・マシン上で以下のどちらかを開始します。

• 現在は実行されていないけれども、/usr/afs/local/BosConfig ファイルの状況フラグが Run になっているすべての AFS サーバー・プロセス。
• BosConfig ファイルの状況フラグが NotRunであっても、-instance 引き数よって指定された各プロセス。

プロセスを開始し、BosConfig 状況フラグを Run に設定するには、bos start コマンドを使用してください。

オプション

-server

プロセスを開始するサーバー・マシンを指定します。 IP アドレスまたはホスト名 (完全修飾名または省略形) によってマシンを識別します。詳細については、bos コマンド・セットの概要の解説ページを参照してください。

-instance

開始するプロセスを指定します。 bos create コマンドの -instance 引き数で割り当てたプロセス名を使用してください。bos status コマンドの出力には、この名前がリストされます。

-cell

コマンドを実行するセルを指定します。この引き数は、 -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-noauth

コマンドの発行側に非特権 ID anonymous を割り当てます。このフラグは -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-localauth

ローカルの /usr/afs/etc/KeyFile ファイルのキーを使用して、サーバー・チケットを構成します。 bos コマンド・インタープリターは、相互認証中に、このチケットを BOS サーバーに渡します。このフラグは、-cell 引き数または -noauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、bos の解説ページを参照してください。

-help

このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

例

次のコマンドは、現在実行されていないプロセスのうち、マシン fs3.abc.com の BosConfig ファイルの状況フラグが Run になっているすべてのプロセスを開始します。

   % bos startup fs3.abc.com
   

次のコマンドは、BosConfig ファイルの状況フラグが NotRun になっていても、マシン db2.abc.com 上で実行される、buserver、kaserver、ptserver および vlserver プロセスを開始しています。

   % bos startup -server db2.abc.com -instance buserver kaserver ptserver vlserver
   

必要となる特権

コマンドの発行側は、-server 引き数で指定されたマシンの /usr/afs/etc/UserList ファイルにリストされているか、または -localauth フラグが使用されている場合は、ローカル・スーパーユーザー root としてサーバー・マシンにログオンしている必要があります。

関連情報

BosConfig

KeyFile

UserList

bos

bos create

bos start

bos status