管理解説書

pts listentries

目的

保護データベースのすべてのユーザー項目またはグループ項目を表示します。

構文

pts listentries [-users]  [-groups]  [-cell <cell name>]
                [-noauth]  [-force]  [-help]
   
pts liste [-u]  [-g]  [-c <cell name>]  [-n]  [-f]  [-h]

構文

pts listentries コマンドは、指示されたタイプのすべての保護データベース項目の名前と AFS ID を表示します。また、それぞれの項目の所有者および作成者の AFS ID も表示します。

すべてのユーザー項目およびマシン項目を表示するには、 -users フラグを組み込むか、または同フラグと -groups フラグを両方とも省略します。すべてのグループ項目を表示するには、 -groups フラグを組み込みます。すべての項目を表示するには、両方のフラグを指定します。

オプション

-users
ユーザー項目およびマシン項目を表示します。

-groups
グループ項目を表示します。

-cell
コマンドを実行するセルを指定します。詳細については、pts の概要に関する解説ページを参照してください。

-noauth
発行者に、非特権 ID anonymous を割り当てます。詳細については、 pts の概要に関する解説ページを参照してください。

-force
このフラグを使用すると、エラーや他の問題が発生したときに、最初のエラーでコマンドの実行を停止するのではなく、可能な限り継続します。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

出力

出力は、各項目ごとに 1 行で、以下のヘッダー情報を表す 4 つの列で情報が提供されます。

名前
項目の名前

ID
項目の AFS ID (ユーザーまたはマシンの場合は AFS UID、グループの場合は負の AFS GID)

所有者
項目を所有するユーザーまたはグループの AFS ID

作成者
項目を作成したユーザーの AFS ID (system:administrators グループは、 anonymous およびシステム・グループの項目の作成者としてリストされますが、リストされていない場合には、グループは複数のグループを作成することはできません)

一般に、これらの項目は、作成された順に表示されます。

次の例は、ユーザー項目とグループ項目を両方表示しています。

   % pts listentries -users -groups
   Name                          ID  Owner Creator
   system:administrators       -204   -204    -204
   system:anyuser              -101   -204    -204
   system:authuser             -102   -204    -204
   anonymous                  32766   -204    -204
   admin                          1   -204   32766
   pat                          100   -204       1
   smith                        101   -204       1
   pat:friends                 -206    100     100
   staff                       -207   -204       1
   

必要となる特権

コマンドの発行者は、system:administrators グループに属している必要があります。

関連情報

pts

pts creategroup

pts createuser

pts examine


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