管理解説書

vldb_check

目的

Checks the integrity of the VLDB

構文

vldb_check -database <vldb_file>  [-uheader]  [-vheader]  [-servers]  
           [-entries]  [-verbose]  [-help]
   
vldb_check -d <vldb_file>  [-u]  [-vh]  [-s]  [-e]  [-ve]  [-h]

構文

vldb_check コマンドは、ボリューム・ロケーション・データベース (VLDB) の整合性を検査し、検出されたエラーまたは破壊状況をすべて報告します。問題がある場合は、データベースが修理されるまで、どの vos コマンドも発行しないでください。

注意

このコマンドの実行中に、ボリューム・ロケーション (VL) サーバーが VLDB に変更された場合は、結果が予測できない可能性があります。 bos shutdown コマンドを使用して、ローカル vlserver プロセスをシャットダウンしてから、このコマンドを実行するか、コマンドを実行する vldb.DB0 ファイルの (異なる名前をもつ) 2 番目のコピーを作成します。

オプション

-database
検査する VLDB (vldb.DB0 ファイルのコピー) を指定します。現行作業ディレクトリーがそのファイルの位置にない場合、現行作業ディレクトリーに対するフルパス名または相対パス名のいずれかを指定します。

-uheader
Ubik がヘッダー・データベースに保持している情報を表示します。

-pheader
VL サーバーがデータベースのヘッダーに保持している情報を表示します。

-servers
VLDB からのサーバー項目を出力します。これには、セル内の各ファイル・サーバー・マシンごとに登録されている IP アドレスがリストされています。

-entries
データベースのすべてのボリューム項目を出力します。この情報には、バージョンごとのボリューム名およびボリューム ID が含まれています。

-verbose
ボリュームのタイプごとの項目数など、データベースに関する追加情報を報告します。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

出力

データベースにエラーがある場合、出力では、常に、標準エラー・ストリームでエラー報告します。 -database または -help 以外のどのオプションが指定されている場合も、標準出力ストリームに書き込まれた出力には、この解説ページで前述の オプション 節で各オプションごとに説明しているように、追加情報が含まれます。出力は、デバッグを目的としていて、 VLDB の内部構造を理解しているユーザーに分かりやすいようになっています。

必要となる特権

コマンドの発行者は、ローカル・スーパーユーザー root としてログインする必要があります。

関連情報

vldb.DB0 および vldb.DBSYS1

bos shutdown

vlserver


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]



(C) IBM Corporation 2000. All Rights Reserved