管理解説書

vos listaddrs

目的

すべての VLDB サーバー項目を表示します。

構文

vos listaddrs [-cell <cell name>]  [-noauth]
              [-localauth]  [-verbose]  [-help]
    
vos lista [-c <cell name>]  [-n]  [-l]  [-v]  [-h]

構文

vos listaddrs コマンドは、Volume Location Database (VLDB) のサーバー項目をすべて表示します。項目は、ファイル・サーバーが、 VLDB の /usr/afs/local/sysid ファイルの内容を初期化して登録するときに作成されます。

オプション

-cell
コマンドを実行するセルを指定します。この引き数は、 -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、vos の解説ページを参照してください。

-noauth
コマンドの発行側に非特権 ID anonymous を割り当てます。このフラグは -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、vos の解説ページを参照してください。

-localauth
ローカルの /usr/afs/etc/KeyFile ファイルのキーを使用して、サーバー・チケットを構成します。相互認証の間、vos コマンド・インタープリターは、ボリューム・サーバーおよびボリューム・ロケーション・サーバーに、このチケットを提供します。このフラグは、-cell 引き数、または -noauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、vos の解説ページを参照してください。

-verbose
標準出力ストリームに、コマンド実行の詳細なトレースを出力します。この引き数を省略すると、警告およびエラー・メッセージだけが表示されます。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

出力

出力は、VLDB のすべてのサーバー項目を、1 行 1 項目で表示します。ファイル・サーバー・マシンがマルチホームになっている場合には、登録されているすべてのアドレスは 1 行に表示されます。最初の項目は、 vos examine および vos listvldb コマンドからの出力に、 volume's site としてレポートされている項目です。

VLDB は IP アドレスを記録し、ローカル名サービス (ドメイン・ネーム・サービスのようなプロセスまたはローカル・ホスト・テーブル) は、これらのアドレスを表示する前にホスト名に変換します。 IP アドレスが出力に表示されている場合には、変換は行えません。

項目が存在しても、必ずしもそのマシンがまだアクティブ・ファイル・サーバー・マシンであるとは限りません。不要なサーバー項目を削除するには、 vos changeaddr コマンドに -remove 引き数を指定して使用します。

以下のコマンドは、ABC 社のセルの VLDB サーバー項目を表示します。

   % vos listaddrs 
   sv5.abc.com
   sv1.abc.com
   sv2.abc.com  afs2.abc.com
   sv6.abc.com
   

必要となる特権

なし。

関連情報

sysid

vos

vos changeaddr

vos examine

vos listvldb


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