目的
VLDB のファイル・サーバー・マシンの項目を変更または削除します。
構文
vos changeaddr -oldaddr <original IP address> [-newaddr <new IP address>] [-remove] [-cell <cell name>] [-noauth] [-localauth] [-verbose] [-help] vos ch -o <original IP address> [-ne <new IP address>] [-r] [-c <cell name>] [-no] [-l] [-v] [-h]
構文
vos changeaddr コマンドは、 -remove フラグと -oldaddr 引き数が組み合わされているときに、ボリューム・ロケーション・サーバー (VLDB) からサーバー項目を削除します。どのバージョンのボリュームについても、サイトとしてマシンをリストしている VLDB 項目があってはいけません (必要に応じて、 vos move または vos remove コマンドを使用して、ボリュームを移動または削除してください)。 VLDB サーバーに関連するファイル・サーバー・マシンからサービスを削除する場合には、 VLDB サーバー項目を削除することをお勧めします。これがこのコマンドの唯一の推奨される使用方法です。
すべての VLDB サーバー項目を表示するには、vos listaddrs コマンドを使用します。
注意
コマンドの-oldaddr 引き数と -newaddr 引き数を組み合わせるのは、単一ホームファイル・サーバー・マシン用に登録された IP アドレスを変更するための適当な方法ではなくなりました。さらに今後は、マシンがマルチホームになっていて、そのマシンのサーバー項目に複数のアドレスがある場合には、 -newaddr 引き数で指定されたアドレスに、 -oldaddr 引き数で指定されたアドレスを含む現在サーバー項目にリストされているすべてのアドレスは、置き換えられます。これによって、AFS オペレーションに関しては、そのマシンは事実上単一ホームになります。ただし通常これは望ましい結果ではありません。
これに代わって、サーバー項目の IP アドレスを変更するために推奨される方法は、マシンのネットワーク・インターフェースを再構成するために、オペレーティング・システムによって提供されるユーティリティーを使用した後で、 fs プロセス・グループ (ファイル・サーバーを含む) を再始動することです。ファイル・サーバーが VLDB にそのネットワーク・インターフェースのリストを構成して登録する方法に関する説明は、 sysid ファイルの関連ページをご覧ください。
推奨されている使用法ではないのに、このコマンドを使用して、サーバー項目の IP アドレスを変更すると、保護データベースのマシン項目名も変更されません。古い IP アドレスを含む保護グループを参照しようとすると、操作が失敗します。pts rename コマンドを使用して、このコマンドで変更したアドレスに対応するマシン項目の名前を変更してください。データベース・サーバー・マシンのアドレスを変更するときは、各マシン上の CellServDB ファイルのクライアントおよびサーバーのバージョンをアップデートする必要があります。
オプション
例
次のコマンドは、IP アドレス 192.12.107.214 を含む VLDB サーバー項目を削除します。
% vos changeaddr -oldaddr 192.12.107.214 -remove
必要となる特権
コマンドの発行側は、-oldaddr 引き数に指定されたマシン上、および各データベース・サーバー・マシン上の /usr/afs/etc/UserList ファイルにリストされていなければなりません。
関連情報