管理解説書

vos rename

目的

ボリュームの名前を変更します。

構文

vos rename -oldname <old volume name>  -newname <new volume name> 
           [-cell <cell name>]  [-noauth]  [-localauth]  [-verbose]  [-help]
    
vos ren -o <old volume name>  -ne <new volume name>  [-c <cell name>]
        [-no]  [-l]  [-v]  [-h]

構文

vos rename コマンドは、 -oldname 引き数で指定された読み取り / 書き込みボリュームの名前を -newname 引き数に指定された名前に変更します。読み取り / 書き込みボリュームの読み取り専用コピーおよびバックアップ・コピー (もしあれば) の名前は、一致するように自動的に変更されます。

このコマンドを発行したら、fs rmmount コマンドで古いマウント・ポイントを削除して、fs mkmount コマンドで新しいマウント・ポイントを作成して、古いボリューム名を参照しているマウント・ポイントを訂正してください。

オプション

-oldname
読み取り / 書き込みボリュームの現在の名前です。

-newname
ボリュームの新規名を指定します。

-cell
コマンドを実行するセルを指定します。この引き数は、 -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、vos の解説ページを参照してください。

-noauth
コマンドの発行側に非特権 ID anonymous を割り当てます。このフラグは -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、vos の解説ページを参照してください。

-localauth
ローカルの /usr/afs/etc/KeyFile ファイルのキーを使用して、サーバー・チケットを構成します。相互認証の間、vos コマンド・インタープリターは、ボリューム・サーバーおよびボリューム・ロケーション・サーバーに、このチケットを提供します。このフラグは、-cell 引き数、または -noauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、vos の解説ページを参照してください。

-verbose
標準出力ストリームに、コマンド実行の詳細なトレースを出力します。この引き数を省略すると、警告およびエラー・メッセージだけが表示されます。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

出力

vos rename コマンドは、コマンド完了後に出力を生成しません。

-oldname 引き数に指定されたボリュームがないと、次のメッセージが表示されます。

   vos: ボリューム old volume name が見付かりませんでした。
   

次のコマンドは、間違って定義されたボリューム名 sun4x_56.afsws を正しいsun4x_56.usr.afsws に変更しています。

   % vos rename -oldname sun4x_56.afsws -newname sun4x_56.usr.afsws
   

必要となる特権

コマンドの発行側は、-server 引き数に指定されたマシン、および各データベース・サーバー・マシン上の /usr/afs/etc/UserList ファイルにリストされていなければなりません。-localauth フラグを使用する場合には、コマンドの発行側が、ローカル・スーパーユーザー root として、サーバー・マシンにログオンする必要があります。

関連情報

vos


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