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おもに、桜の花を観賞するため、野山に出て飲食し遊ぶ行事。日本列島は南北 に長く、また起伏も激しいため、開花時期が一定していないが、三月下旬から 四月上旬にかけて行なわれる。
もとは個人の趣味や風流の行事ではなく、農事の開始に先だつ物忌みのた め、屋外に臨時のかまどを設けて飲食する行事であった。が、屋外での炊事が 簡略化されると、家で料理したものを重箱に詰めて持って行くようになった。
古代・中世においては貴族・武家の間で行なわれたこの「花見」という行
事も、近世には大名も町人も、花見弁当や酒器を持って山野に繰り出すように
なった。
また、都市近郊の社寺境内、広場、提などには、人工的に桜を植えて
「桜の名所」をつくりだした。
現代も、花見の行楽は続いているが、もっぱら夜桜の下で弁当と酒を楽し む「宴会」としての面のみが強調されている。会社などの団体では、若い社員 達が朝からレジャーシートを広げ、夜まで場所取りの役を任ぜられるが、一部 では夜遅くまで騒ぐ人たちもいる。
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Date last modified: Tuesday, 05-Mar-2002 16:50:01 EST
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