管理解説書

NetRestrict (クライアント・バージョン)

目的

ファイル・サーバーに登録されないクライアント・インターネットを定義します

構文

NetRestrict ファイルが、クライアント・マシンの /usr/vice/etc ディレクトリーにある場合には、このファイルは、最初に接続を確立するときに、ローカルのキャッシュ・マネージャーがファイル・サーバーとともに登録しないインターフェースの IP アドレスを定義します。ファイル・サーバーが、どのように登録されたインターフェースを使用するかについての説明は、 NetInfo ファイルのクライアント版の解説ページを参照してください。

ファイル・サーバーが初期化中に、/usr/vice/etc/NetInfo がある場合には、キャッシュ・マネージャーはこのファイルから、登録するインターフェースのリストを構成します。存在しない場合には、オペレーティング・システムに構成されているインターフェースのリストから、このリストを構成します。ファイルが存在すると、キャッシュ・マネージャーは NetRestrict ファイルにあるすべてのアドレスを、リストから削除します。キャッシュ・マネージャーは、この結果リストを、カーネル・メモリーに記録します。

NetRestrict ファイルは、ASCII 形式です。各行に 1 つの IP アドレスが記述されています。このアドレスは、ドット付き 10 進数で定義されています。このアドレスの順序に規則はありません。値 255 は、そのフィールドで可能なすべてのアドレスを示すワイルドカードです。たとえば、値 192.12.105.255 は、キャッシュ・マネージャーが、 192.12.105 サブネット内のアドレスは何も登録しないということを示しています。

ファイル・サーバーに登録されているキャッシュ・マネージャーのアドレスを表示する場合には、fs getclientaddrs コマンドを使用してください。

関連情報

NetInfo (クライアント・バージョン)

fs getclientaddrs


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