管理解説書

NetRestrict (サーバー・バージョン)

目的

ファイル・サーバーが VLDB に登録しない、Ubik がデータベース・サーバー・マシン用に使用しないインターフェースを定義する。

構文

/usr/afs/local ディレクトリーに NetRestrict ファイルが存在する場合には、このファイルは以下の定義を行います。

初期化時に、/usr/afs/local/NetInfo ファイルがある場合には、ファイル・サーバーはこのファイルから、登録するインターフェースのリストを構成します。ファイルがない場合には、オペレーティング・システムに構成されているインターフェースのリストから、このリストを構成します。ファイルが存在すると、ファイル・サーバーは NetRestrict ファイルにあるすべてのアドレスを、リストから削除します。ファイル・サーバーは、この結果リストを /usr/afs/local/sysid ファイルに記録して、VLDB にそのインターフェースを登録します。データベース・サーバー・プロセスは、初期化中に同様の手順で、そのセル内の他のデータベース・マシン上のピア・プロセスとの通信に使用するインターフェースを決定します。

NetRestrict ファイルは、ASCII 形式です。各行に 1 つの IP アドレスが記述されています。このアドレスは、ドット付き 10 進数で定義されています。このアドレスの順序に規則はありません。値 255 は、そのフィールドで可能なすべてのアドレスを示すワイルドカードです。たとえば、値 192.12.105.255 は、キャッシュ・マネージャーが、 192.12.105 サブネット内のアドレスは何も登録しないということを示しています。

VLDB に登録されているファイル・サーバー・インターフェース・アドレスを表示するには、 vos listaddrs コマンドを使用します。

関連情報

NetInfo (サーバー・バージョン)

sysid

vldb.DB0 および vldb.DBSYS1

fileserver

vos listaddrs


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