管理解説書

fs flushmount

目的

キャッシュ・マネージャーにマウント・ポイントを破棄させます。

構文

fs flushmount [-path <dir/file path>+]  [-help]
   
fs flushm [-p <dir/file path>+]  [-h]

構文

fs flushmount コマンドは、 -path 引き数で名前を付けた、それぞれのマウント・ポイントに関連するすべての情報をキャッシュから除去します。アプリケーションが次にマウント・ポイントにアクセスすると、キャッシュ・マネージャーは最新のバージョンをファイル・サーバーから取り出します。関連したボリュームからキャッシュされたデータが影響を受けます。

このコマンドを意図的な使用方法は、キャッシュ内で破壊されたマウント・ポイントに関する情報を破棄することです。 (キャッシュ・マネージャーはキャッシュされたマウント・ポイントを定期的に最新表示しますが、マウント・ポイントを即時に破棄するほかの唯一の方法は、マシンをリブートしてキャッシュ・マネージャーを最初期化することです。) 破壊されたマウント・ポイントの症状は、 fs lsmount コマンドの混同された出力を組み込み、ディレクトリーを変更しようとして、あるいはマウント・ポイントの内容をリストしようとして失敗しました。

マウント・ポイントではなくキャッシュ済みのデータをフラッシュするには、 fs flush コマンドまたは fs flushvolume コマンドを使用します。

オプション

-path
キャッシュからフラッシュするそれぞれのマウント・ポイントを指定します。部分的なパス名は、現行作業ディレクトリーに相対するものと解釈され、この引き数が省略された場合にもデフォルト値となります。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

以下のコマンドは、ユーザー pat のホーム・ディレクトリーのマウント・ポイントをキャッシュからフラッシュします。

   % fs flushm /afs/abc.com/usr/pat
   

必要となる特権

発行者は、 -path 引き数で命名されたファイルまたはディレクトリーを格納するボリュームのルート・ディレクトリーの ACL で、およびパス名でその前に置かれる各ディレクトリーの ACL で、 l (検索) アクセス権が必要です。

関連情報

fs flush

fs flushvolume

fs lsmount


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