管理解説書

fs rmmount

目的

マウント・ポイントを削除します。

構文

fs rmmount -dir <directory>+  [-help]
      
fs rm -d <directory>+  [-h]

構文

fs rmmount コマンドは、ファイル・システムから、-dir 引き数が指定したマウント・ポイントを削除します。それに対応するボリュームは、そのホスト区画またはいくつかの区画に残りますが、別のマウント・ポイントがなければこれにアクセスすることはできません。

オプション

-dir
ファイル・システムから削除するマウント・ポイントを指定します。パス名の最後の要素は、"ドット" (.) または "ドット・ドット" (. .) などの、省略表現ではなく、実際の名前でなければなりません。

ディレクトリーへの読み取り / 書き込みパスを指定し、読み取り専用ボリュームからマウント・ポイントを削除しようとして発生する障害を回避します。規則では、読み取り / 書き込みパスは、パス名の 2 番目のレベルのセル名の前にピリオドを入れて示します (たとえば、 /afs/.abc.com)。ファイル・スペースを通る読み取り / 書き込みパスおよび読み取り専用パスの概念に関する詳細については、 fs mkmount 参照ページを参照してください。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

次のコマンドは、現行作業ディレクトリー (/afs/abc.com/usr ディレクトリー) からマウント・ポイント jones および terry を削除します。

   % fs rmmount jones terry
    

必要となる特権

発行者は、それぞれのマウント・ポイントを格納するディレクトリーの ACL で d (削除) アクセス権が必要です。

関連情報

fs lsmount

fs mkmount


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