管理解説書

fstrace lslog

目的

ログについての情報を表示します。

構文

fstrace lslog [-set <set_name>+]  [-log <log_name>]  [-long]  [-help]
   
fstrace lsl [-s <set_name>+]  [-log <log_name>]  [-lon]  [-h] 

構文

fstrace lslog コマンドは、 cmfx ログが使用可能かどうかをレポートします。-long 引き数が組み込まれた場合、ログの定義されているログ、および総スペースが現在カーネル・メモリーに割り振られているかどうかをレポートします。

cmfx トレース・ログのサイズを変更するには、 fstrace setlog コマンドを使用します。カーネル・メモリーにあるこのために割り振られたスペースかどうかを表示または設定するには、対応する cm イベント設定の状況を表示または設定するための fstrace lsset または fstrace setset コマンドをそれぞれ使用します。

オプション

-set
対応するトレース・ログについての情報を表示するイベント設定の名前を指定します。唯一の許容値は、(関連したトレース・ログが cmfx のための) cm です。この引き数か -log 引き数のどちらか 1 つを指定するか、デフォルトとして cmfx ログへ書き出すために両方を省略します。

-log
レポートするトレース・ログの名前を付けます。唯一の許容値は、 cmfx です。この引き数か -set 引き数のどちらか 1 つを指定するか、デフォルトとして cmfx ログをレポートするために両方を省略します。

-long
KB 単位でログの定義されたサイズ、および総スペースが現在カーネル・メモリーに割り振られているかどうかをレポートします。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

出力

デフォルトでは、fstrace lslog コマンドは、以下の形式で、使用可能なログ cmfx の名前のみを表示します。

   Available logs:
   cmfx
    

-long フラグが組み込まれた時、出力は、以下のような形式で、KB でログの定義されたサイズ、およびカーネル・メモリーに現在割り振られた総スペースかどうかもレポートします。

   Available logs:
   cmfx : log_size kbytes (allocated | unallocated)
   

allocated 状態は、cmfx トレース・ログのためにカーネル・メモリーに予約されたKB 数を指示します。 cm イベント設定の状態は、 fstrace lsset コマンドによってレポートされた、および fstrace setset コマンドの -active または -inactive フラグによってそれぞれ設定された時は、active または inactive のどちらか一方です。

unallocated 状態は、カーネル・メモリーが、現在は cmfx トレース・ログのために予約されていないことを指示します。cm イベント設定の状態は、 fstrace lsset コマンドによってレポートされ、 fstrace setset コマンドの -dormant フラグによって設定された dormant です。イベント設定が、後に活動または活動停止に変更された場合、log_size で指示されたKB 数がカーネル・メモリーに再割り振りされます。

以下の例は、cmfx ログについての情報を表示するために -long フラグを使用します。

   # fstrace lslog -log cmfx -long
   Available logs:
   cmfx : 60 kbytes (allocated)
    

必要となる特権

コマンドの発行者は、ローカル・スーパーユーザー root としてログインする必要があります。

関連情報

fstrace

fstrace lsset

fstrace setlog


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