管理解説書

fstrace lsset

目的

イベント・セットの状況をレポートします。

構文

fstrace lsset [-set <set_name>+]  [-help] 
   
fstrace lss [-s <set_name>+]  [-h]

構文

fstrace lsset コマンドは、使用可能なイベント設定のリストを表示して、それらの現在の状況 (活動、活動停止中、または休止) をレポートします。

イベント設定の状況を変更するには、fstrace setset コマンドを使用します。

オプション

-set
表示する状況のイベント・セットに名前を付けます。唯一の許容値で、この引き数が省略されている場合のデフォルトも cm です。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

出力

出力は、以下の形式で使用可能なイベント設定および各状況をリストします。

   Available sets:
   cm {active | inactive | dormant}
   

ここで、

active
トレースする使用可能なイベント設定、および対応するトレース・ログのために割り振られるカーネル・メモリーを指示します。

inactive
トレースがイベント設定のために一時的に使用できないが、カーネル・メモリーは対応するトレース・ログのために割り振られたままであることを指示します。

dormant
トレースがイベント設定のために使用可能で、対応するトレース・ログのために割り振られたカーネル・メモリーがないことを指示します。

以下の例は、使用可能なイベント設定とその状況を表示します。

   # fstrace lsset
   Available sets:
   cm active
   

必要となる特権

コマンドの発行者は、ローカル・スーパーユーザー root としてログインする必要があります。

関連情報

fstrace

fstrace setset


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