管理解説書

kas stringtokey

目的

文字ストリングを 8 進 キーに変換します。

構文

kas stringtokey -string <password string>  [-cell <cell name>]  [-help]
      
kas str -s <password string>  [-c <cell name>]  [-h]

構文

kas stringtokey コマンドは、 -string 引き数に指定された文字ストリングを 8 進のキーに変換して、暗号化キーを作成します。

kas コマンド・インタープリターは、暗号化アルゴリズムを使用して指定された文字列とローカル・セルの名前を組み合わせて、 (ローカルの/usr/vice/etc/ThisCell ファイルに記録する際に) 8 進のキーを生成します。ローカル・セル以外のセルに使用するキーを作成する場合には、 -cell 引き数を使用してください。

注意

このコマンドは、標準出力ストリームにキーを書き込むので、誰でもこのキーを解釈することができます。これは、実際の認証データベースの項目には危険です。

オプション

-string
8 進キーに変換する文字ストリングを指定します。

-cell
キーの生成中にパスワードと組み合わせるセルを完全なインターネット・ドメイン名で指定します。この引き数を省略すると、kas コマンド・インタープリターは、次の情報からローカル・セルの名前を判別します。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

出力

出力の形式は、次のとおりです。

   Converting password string in realm 'cell_name' yields key='key'.
   

次の例は、ABC Corporation セルで文字列 new_pswd に同等の 8 進キーを生成しています。

   % kas stringtokey new_pswd
   Converting new_pswd in realm 'ABC.COM' yields
       key='\346\307\364\320\263\233\342\354'.
   

必要となる特権

なし。パスワードは不要です。

関連情報

ThisCell (クライアント・バージョン)

kas


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