柏餅は餅菓子の一種です。楕円形偏平状の新粉餅で "小豆あん" や "みそあん " をくるみ、2つ折りにして柏の葉で包んで蒸した餅です。端午の節句 (子供の日)には、ちまきとともに供物として用いられます。
昔は、堅い葉が簡便な食器として使われていたため、餅などを包む習慣が生ま れたものと思われます。ツバキ、ササ、サクラ、カジ、カキ、ナラなどの葉も 食器としてよく使われました。特に柏の葉はしなやかで、食べ物を盛るのには とても便利でした。
端午の節句に柏餅を食べる習慣が始まったのは、江戸時代初期からのことです 。男子の節句である5月5日に柏餅が使われたのは、夏の新葉が出るころに古い 葉が落ちる、つまり、跡継ぎができたという意味で一家繁栄を祈り、祝う心情 がこめられているのです。
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Date last modified: Tuesday, 05-Mar-2002 16:50:02 EST
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