管理解説書

VolserLog

目的

ボリューム・サーバーの操作を追跡します。

構文

VolserLog ファイルには、ローカル・マシン上のボリューム・サーバー (volserver プロセス) の操作と、検出されたエラー状況が記録されます。

ボリューム・サーバーの開始時に VolserLog ファイルが /usr/afs/logs ディレクトリーに存在しない場合は、サーバー・プロセスはそのファイルを作成し、それに初期始動メッセージを書き込みます。ファイルが存在する場合は、ボリューム・サーバーはそのファイル名を VolserLog.old に変更し、既存の VolserLog.old ファイルがある場合は、それを上書きします。

このファイルは、ASCII 形式です。/usr/afs/etc/UserList ファイルにリストされている管理者は、このファイルの内容を表示する bos getlog コマンドを使用することができます。または、ファイル・サーバー・マシンにログオンしてから、テキスト・エディターまたは UNIX の cat コマンドなどのファイル表示コマンドを使用してください。デフォルトでは、VolserLog ファイルのモード・ビットは、すべてのユーザーに対して、r (読み取り) 許可を与えます。

ボリューム・サーバーは完了した操作のみを記録するので、ファイルを調べるだけでは障害から回復できません。ログの内容はプロセス障害および他の問題の評価を管理するのに有効です。

関連情報

UserList

bos getlog

volserver


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]



(C) IBM Corporation 2000. All Rights Reserved