認証データベースおよび関連したログを記録します。
構文
kaserver.DB0 ファイルには、認証データベースが含まれています。このデータベースは、サーバーの暗号化キーとすべてのユーザーのパスワードの暗号化形式を記録しています。認証サーバー (kaserver プロセス) は、このデータベースの情報を使用して、AFS サーバーとクライアント・プロセスとの間で機密保護された通信を可能にします。
kaserver.DBSYS1 ファイルは、各データベース操作を実行する前に、認証サーバーがその操作を記録しているログ・ファイルです。操作が中断すると、認証サーバーはログを参照して、操作を完了します。
この 2 つのファイルはバイナリー形式で、各セルのデータベース・サーバー・マシンの /usr/afs/db ディレクトリーにあります。認証サーバーが特定のマシンで始動または再始動すると、対等なサーバーとの接続を確立し、データベースのコピーと他のデータベース・サーバー・マシンのコピーが一致するかどうか検査します。一致していない場合には、認証サーバーは、AFS の分散データベース・テクノロジーである Ubik を呼び出し、最新のバージョン番号を持つデータベースのマシンのコピーをすべてのマシンに配布します。
認証データベースを管理する場合には、kas コマンド・セットのコマンドを必ず使用してください。 UNIX の tar コマンドなどのツールを使用して、定期的にデータベースのアーカイブ・コピーを作成するようにしてください。
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