管理解説書

backup delvolentry

目的

ボリューム・セットからボリューム項目を削除します。

構文

backup delvolentry -name <volume set name>  -entry <volume set index> 
                   [-localauth]  [-cell <cell name>]  [-help]
   
backup delvole  -n <volume set name>  -e <volume set index>
                [-l]  [-c <cell name>]  [-h]

構文

backup delvolentry コマンドは、 -name 引き数に指定されたボリューム・セットから、指定されたボリューム項目を削除します。ボリューム項目をインデックス番号で指定する場合には、 -entry 引き数を使用してください。インデックス番号を表示するには、 backup listvolsets コマンドを使用します。

削除された項目より大きいインデックス番号のボリューム項目がまだある場合は、それらのインデックスは自動的に順次番号が削減されて、インデックスの順序に空きが生じないようにします。

注意

一時ボリューム・セットからのボリューム項目の削除は、ボリューム・セットが作成された対話式セッション内でのみ行うことができます。

オプション

-name
ボリューム項目を削除するボリューム・セットの名前を指定します。

-entry
削除するボリューム項目のインデックス番号を指定します。ボリューム・セットのボリューム項目のインデックス番号を表示する場合には、 backup listvolsets コマンドを使用してください。

-localauth
ローカルの /usr/afs/etc/KeyFile ファイルのキーを使用して、サーバー・チケットを構成します。相互認証の間、 backup コマンド・インタープリターは、バックアップ・サーバー、ボリューム・サーバーおよび VL サーバーにこのチケットを提供します。このフラグは、-cell 引き数と一緒に使用してはなりません。詳細については、backup の解説ページを参照してください。

-cell
コマンドを実行するセルを指定します。この引き数は、 -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、backup の解説ページを参照してください。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

次のコマンドは、sys というボリューム・セットから、 4 番目のボリューム項目を削除しています。

   % backup delvolentry -name sys -entry 4
   

必要となる特権

コマンドの発行者は、バックアップ・サーバーが実行されているすべてのマシン上の /usr/afs/etc/UserList ファイルにリストされていなければなりません。また、-localauth フラグを使用する場合は、ローカル・スーパーユーザー root としてサーバー・マシンにログオンする必要があります。

関連情報

backup

backup addvolentry

backup addvolset

backup delvolset

backup listvolsets


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]



(C) IBM Corporation 2000. All Rights Reserved