管理解説書

backup listvolsets

目的

バックアップ・データベースのボリューム・セット項目をリストします。

構文

backup listvolsets [-name <volume set name>]
                   [-localauth]  [-cell <cell name>]  [-help]
   
backup listv [-n <volume set name>]  [-l]  [-c <cell name>]  [-h]

構文

backup listvolsets コマンドは、次のいずれかのバックアップ・データベース・レコードを表示します。

オプション

-name
表示するボリューム・セットの名前を指定します。この引き数を省略すると、バックアップ・データベースに定義されているボリューム・セットがすべて表示されます。

-localauth
ローカルの /usr/afs/etc/KeyFile ファイルのキーを使用して、サーバー・チケットを構成します。相互認証の間、 backup コマンド・インタープリターは、バックアップ・サーバー、ボリューム・サーバーおよび VL サーバーにこのチケットを提供します。このフラグは、-cell 引き数と一緒に使用してはなりません。詳細については、backup の解説ページを参照してください。

-cell
コマンドを実行するセルを指定します。この引き数は、 -localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、backup の解説ページを参照してください。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

出力

各ボリューム・セットの項目は、 Volume set という見出しとボリューム・セットの名前で始まります。一時ボリューム・セットの名前の後には文字列 (temporary) が続きます。それぞれのボリューム項目 (項目の索引番号とそれに一致するサーバー、区画、またはボリューム名)は、別々の行に表示されます。この出力は、backup addvolentry 解説ページのメタ文字の表記に従って表示されます。 backup delvolentry コマンドでボリューム項目を指定して削除する場合には、索引番号を指定してください。

次のk万度は、現在バックアップ・データベースに定義されている 3 つのボリューム項目を表示しています。

   % backup listvolsets
   Volume set user:
       Entry   1: server .*, partition .*, volumes: user.*\.backup
   Volume set sun
       Entry   1: server .*, partition .*, volumes: sun4x_55\..*
       Entry   2: server .*, partition .*, volumes: sun4x_56\..*
   Volume set rs
       Entry   1: server .*, partition .*, volumes: rs_aix42\..*
   

必要となる特権

コマンドの発行者は、バックアップ・サーバーが実行されているすべてのマシン上の /usr/afs/etc/UserList ファイルにリストされていなければなりません。また、-localauth フラグを使用する場合は、ローカル・スーパーユーザー root としてサーバー・マシンにログオンする必要があります。

関連情報

backup

backup addvolentry

backup addvolset

backup delvolentry

backup delvolset


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]



(C) IBM Corporation 2000. All Rights Reserved