管理解説書

fs setquota

目的

ファイルまたはディレクトリーを含むボリュームの最大割り当て量を設定します。

構文

fs setquota [-path <dir/file path>]  -max <max quota in kbytes>  [-help]
   
fs setq [-p <dir/file path>]  -m <max quota in kbytes>  [-h] 
   
fs sq [-p <dir/file path>]  -m <max quota in kbytes>  [-h]

構文

fs setquota コマンドは、 -path 引き数で指定されたディレクトリーまたはファイルを含む読み取り / 書き込みボリュームの割り当て量 (最大サイズ) を設定します。

複数のボリュームに同時に割り当て量を設定するには、fs setvol コマンドを使用します。

ボリュームの割り当て量を表示するには、fs examine、fs または fs quota コマンドを使用します。

オプション

-path

ホスト・ボリュームの割り当て量を設定するディレクトリーまたはファイルを指定します。部分的なパス名は、現行作業ディレクトリーに相対するものと解釈され、この引き数が省略された場合にもデフォルト値となります。

ファイルまたはディレクトリーへの読み取り / 書き込みパスを指定し、読み取り専用ボリュームを変更しようとして発生する障害を回避します。規則では、読み取り / 書き込みパスは、パス名の 2 番目のレベルのセル名の前にピリオドを入れて示します (たとえば、/afs/.abc.com)。ファイル・スペースを通る読み取り / 書き込みパスおよび読み取り専用パスの概念に関する詳細については、 fs mkmount 参照ページを参照してください。

-max

ボリュームが占めることができるファイル・サーバーのディスク・スペースの最大量を設定します。 1 KB ブロックの数を正の整数で指定します (1024 が 1 M　バイトです)。値 0 は無制限の割り当て量を設定しますが、ボリュームを格納するディスク区画のサイズには、ボリューム・サイズに絶対的な制限があります。

-path 引き数が省略された場合 (現行作業ディレクトリーを格納しているボリュームの割り当て量を設定するため)、-max スイッチがこの引き数に使用されていなければなりません。

-help

このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

例

次のコマンドは、/afs/abc.com/usr/smith ディレクトリーを格納するボリュームに、3000 KB の最大割り当て量を設定します。

   % fs setquota -path /afs/abc.com/usr/smith -max 3000

必要となる特権

コマンドの発行者は、system:administrators グループに属している必要があります。

関連情報

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