管理解説書

kas listtickets

目的

すべての発行者のチケット (トークン) を表示します。

構文

kas listtickets [-name <name of server>]  [-long]  [-help]
   
kas listt [-n <name of server>]  [-l]  [-h]

構文

kas listtickets コマンドは、指定されたオプションに応じて、関連するユーザー ID (AFS UID)、セル名、および発行者のチケット (トークン) の有効期限を表示します。

オプション

-name
表示するトークンを受け取るエンティティー (通常のサーバー・プロセス) の認証データベース項目名を指定します。

-long
セッション・キーおよびチケットを構成する 8 進数を表示します。

-help
このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。

出力

この出力には、トークンを所有するユーザーの AFS UID、サービス (通常は afs)、それに有効なセル、および有効期限が、次の形式で示されます。メッセージにセルが表示されない場合、チケットはローカル・セル用のチケットになります。

   User's (AFS ID AFS UID) tokens for service[@cellname] [Expires date]
   

-long フラグを指定すると、セッション・キーおよびトークンを構成する 8 進数が、トークンのキー・バージョン番号およびバイト数と一緒に出力されます。(バイト数が 56 でない場合には、エラーが発生しています。)

有効期限の代わりにマーカー [>> POSTDATED <] が表示された場合、チケットは表示された時間まで有効になりません。(内部呼び出しによって日付の古いチケットを作成することができますが、そのための標準インターフェースは用意されていません。)

以下の 2 つの例は、abc.com セルの AFS UID 1020 および test.abc.com セルの AFS UID 35 のユーザーの場合です。ユーザーは、最初のセルのマシンで作業しており、両方のセルで認証されています。

   % kas listtickets
   User's (AFS ID 1020) tokens for afs [Expires Wed Mar 31 9:30:54 1999]
   User's (AFS ID 35@test.abc.com) tokens for afs@test.abc.com  \
             [Expires Wed Mar 31 13:54:26 1999]
   
   % kas listtickets -name afs -long
   User's (AFS ID 1020) tokens for afs [Expires Wed Mar 31 9:30:54 1999]
   SessionKey: \375\205\351\227\032\310\263\013
   Ticket: (kvno = 0, len = 56): \033\005\221\156\203\278\312\058\016\133 (etc.)
   

必要となる特権

なし。パスワードは不要です。

関連情報

kas

tokens


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]



(C) IBM Corporation 2000. All Rights Reserved