管理解説書
目的
対話モードに切り替えます。
構文
backup [interactive] [-localauth] [-cell <cell name>] [-help]
backup [i] [-l] [-c <cell name>] [-h]
構文
backup interactive コマンドは、発行された
backup コマンドとの対話式セッションを開始します。構文情報にもあるように、操作コード (interactive) はオプションです。
対話モードは、次のように、他の標準モードとは異なる機能を持っています。
- 対話モードでは、システム (シェル) プロンプトの代わりに、
backup> プロンプトが表示されます。操作員は、コマンドの操作コードを入力するだけで済みます (コマンド・セット名の backup を省略できます)。
- -localauth フラグまたは -cell 引き数を backup (interactive) コマンドに使用すると、その設定は、対話式セッションで発行されたすべてのコマンドに適用されます。発行者は、コマンドごとにこれらの設定を入力する必要はありません。また、backup> プロンプトで help サブコマンドまたは -help フラグを付けてコマンドを発行すると、構文情報にはこのフラグや引き数は表示されません。
- (backup) jobs コマンドと (backup) kill コマンドは、対話モード以外では使用できません。非対話モードの場合、バックアップ操作を明確に記録して、終了することはできません。
- 文字列にメタ文字がある場合、それを二重引用符または他の区切り文字で囲む必要はありません。
- 対話モードに入ると、backup コマンド・インタープリターは、バックアップ・サーバー、ボリューム・サーバー、およびボリューム・ロケーション (VL) サーバー・プロセスとの接続を確立し、セッション内で発行されたすべてのコマンドに同じ接続を使用します。非対話モードでは、コマンドごとに新しい接続の確立が必要になるため、対話モードの実行時間の方が短くなります。
対話式セッションを終了するには、
(backup) quit コマンドを出します。
オプション
- -localauth
- ローカルの /usr/afs/etc/KeyFile ファイルのキーを使用して、サーバー・チケットを構成します。相互認証の間、
backup コマンド・インタープリターは、バックアップ・サーバー、ボリューム・サーバーおよび VL サーバーにこのチケットを提供します。このフラグは、-cell 引き数と一緒に使用してはなりません。詳細については、backup の解説ページを参照してください。
- -cell
- コマンドを実行するセルを指定します。この引き数は、
-localauth フラグと一緒に使用してはなりません。詳細については、backup の解説ページを参照してください。
- -help
- このコマンドのオンライン・ヘルプを出力します。これ以外の有効なオプションはすべて無視されます。
例
次の例は、対話モードで help dump サブコマンドを発行した場合の例です。この例では、-localauth フラグと -cell 引き数が表示されていません。
% backup
backup> help dump
dump: start dump
Usage: dump [-volumeset <volume set name>] [-dump <dump level name>]
[-portoffset <TC port offset>] [-at <Date/time to start dump>+]
[-append ] [-n ] [-file <load file>] [-help ]
必要となる特権
なし。ただし、通常モードで特権が必要な backup コマンドは、対話モードでも特権が必要になります。
関連情報
backup
backup jobs
backup kill
backup quit
butc
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