管理解説書

CacheItems

目的

ディスク・キャッシュ内の各 Vn ファイルに関する情報を記録します。

構文

CacheItems ファイルには、クライアント・マシン上のディスク・キャッシュにある各ファイル (各 Vn ファイル) についての情報が記録されます。この情報には、現在 Vn ファイルに格納されている AFS ファイルのファイル ID 番号およびそれに関連付けられているボリュームのバージョン番号があります。この情報を使用して、キャッシュ・マネージャーは、アプリケーションに渡す必要のある AFS データを含む Vn ファイルを決定することができます。

初期化時に、キャッシュ・マネージャーは、バイナリー形式の CacheItems ファイルを、 CacheItems ファイルで指定されている Vn ファイルと同じローカル・ディスク・キャッシュ・ディレクトリーに作成します。このファイルは、必ずその場所になければなりません。基本的なディレクトリー名は /usr/vice/cache ですが、使用可能なスペースがある区画であれば、そのディレクトリーを使用することができます。

注意

CacheItems ファイルを編集したり、削除すると、カーネルに問題が起きる可能性があります。 Vn ファイルの内容が古い場合には、 fs flush または fs flushvolume コマンドを使用して、ファイルを消去してください。 CacheItems ファイルが偶発的に変更または削除された場合には、マシンを再始動すると、通常のパフォーマンスに復元されます。

関連情報

Vn

VolumeItems

cacheinfo

afsd

fs flush

fs flushvolume


[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 | 索引 ]



(C) IBM Corporation 2000. All Rights Reserved