指 導 の 流 れ


まず、カリキュラムの中での位置づけとして、「改まった書き言葉」の習得をコースの目的の1つとして、シラバスに明記します。

指導の開始は学期の3週目前後を目安とし、下の図のように、まとまった項目ごとに
導入 - 基礎習得 - 応用というセットで指導を行いますが、この中で授業時間を使うのは導入のステップのみです。これまでの実践結果によると、全てのセットを間隔をあけずに続けて行うのが最も定着が速く効果的なようです。

各 セ ッ ト の 構 成


導入(授業時間内)

各セットにつき、授業時間内に10-15分程度の導入と説明を行います。導入の際に使用したパワーポイントは、学習者がいつでもアクセスできるようにクラスのウェブサイトに掲載します。

導入内容と順序


基礎習得(オンライン練習問題)

授業での導入後、学習者は宿題としてオンライン練習問題に取り組み、解答をオンラインで提出します。解答は自動採点(教師による採点については後述)され、正解とともに即時に学習者へフィードバックが届けられると同時に、成績は自動的にシステムに記録されます。オンラインの宿題は各セットでの新しい項目だけでなく、既習項目の復習と反復練習も行えるようになっています。

オンライン練習問題

応用(作文)

学習者が習得した基礎知識を実際に使えるようになるために、オンライン練習問題の後、書き言葉の文体で文章を書く課題を与えます。採点及びフィードバックを行うのは教師ですが、書き言葉を授業から独立させるのではなく、授業中のディスカッショントピックについての意見や、読み物の要約や反論を書かせるなどして授業活動との関連性を持たせるようにしています。

応用練習